[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

道ばた猫日記

2010年11月16日

日が短くなりました

近くに用事があったついでに、北千住の町を歩きました。

この町は、路地猫が多くて、気にいっている宿場町です。猫さんたちも、味のあるこがいっぱい。路地の多いふるい下町は、「どこからいらしたんで？」とか「いいお日和で」とか話しかけてくる猫がいるんです。きっと路地の人たちが、いつも猫さんにもいろいろ話しかけているんでしょうね。

この猫さんは、宿場町通りの裏路地の、古い木造家屋の木戸の前でひなたぼっこしていました。

通りかかると、毛ずくろいをやめて、話しかけてきたのです。「日が短くなりました」って。

木戸の脇には、水入れと餌皿がありました。ねこさんはこの路地の古くからの住民なんでしょう。

一時間後に通ったら、日は、暮れかかって、猫さんの姿はありませんでした。これから、しばらくは、猫写真を撮りに出かけるには、日の高いうちに出かけなければ。夕暮れどきの金色の光のなかの路地猫はとても風情がありますけどね。またたくまの日没がうらめしいこのごろです。

写真

道ばた猫日記ライター紹介

佐竹茉莉子（さたけまりこ）

フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『猫との約束』『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」、辰巳出版WEBサイト「コレカラ」にて「保護犬たちの物語」を連載中。

カテゴリ: 道ばた猫日記

かわいいですね♪でも傷が多いような・・・。
元気だといいですけど♪

by あいこ 2010-11-22 23:36

知らない街で夕暮れ時の路地に猫を見かけると、それだけで懐かしいような住み慣れた街に戻って来たような気持ちになります。猫に話しかけられたら尚更ですね。
路地猫に優しい街は、そこに住む人達も心優しい気がします。

by 猫の琥珀 2010-12-09 18:18

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