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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

道ばた猫日記

2011年06月07日

古民家のまったりきょうだい

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 古民家には、日本猫が似合いますよね?
 
 週末、成田市郊外の、風楽(ふら)という古民家レストランに、猫ねこ展(匝瑳市の松山庭園美術館で開催中)ヘ出かけるついでに立ち寄りました。地域の方たちで築400年の古民家を再生し、無農薬の野菜料理を提供しているところです。
 
 初めて訪れたのですが、初夏の風が吹き抜けていく広い敷地に足を踏み入れたとき、第六感が・・・。そう、猫の気配を感じたのです。というか、猫になってこんな田舎に住みたいなあ!と感じたのでした(笑)。
 
 母屋を見やると、あれ、縁側にえさ皿らしきものが。やったあ!
 
 おいしいランチを食べ終わるころ、カワイイ三毛ちゃんが庭を横切りました。さっそく庭に出て、「みーちゃん」(三毛の4割くらいがこの名前)と呼ぶと、にゃにゃにゃっとお返事しながら駆け寄ってきました。
 
 お店の方が縁側にいらして「捨て猫だったんですよ」と教えてくださいました。やっぱり名前はみーちゃん。幼い5匹きょうだいで捨てられていて、3匹は里親が見つかり、残った2匹を飼うことに。もう一匹は、キジ寅の男の子で、「じゃあとらちゃんかな(キジ寅の3割くらいがこの名前)」と思ったらやっぱりそうでした。
 
 とらちゃんは、奥の縁側のいすの上で、まったりとお昼ね中でした。妹のみーちゃんはこのごろトカゲ採集に凝っているそうで、広い畑の緑の中に消えていきました。

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写真

道ばた猫日記ライター紹介

佐竹 茉莉子(さたけまりこ)

フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『猫との約束』『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」、辰巳出版WEBサイト「コレカラ」にて「保護犬たちの物語」を連載中。

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カテゴリ: 道ばた猫日記
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