わんにゃん支援活動
2013年12月26日
みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」のメニューやフ ェリシモ猫部オリジナル猫グッズについている「猫基金」、毎月 100円「わんにゃん基金」を通じて、みにゃさまからご支援をいただいている団 体のひとつ、「動物ノート」さまより、活動レポートが届きました。
(報告期間:平成24年12月より平成25年5月)
●TNRバトンin田中山プロジェクト
TNR(捕獲・手術・戻す)数30匹。一件のお宅では17匹を手術しただけでなく、一歳になる猫を里親に譲渡。また秋に生まれた2匹を引き取り、里親会で面倒をみた。引き続き新規お申し込み者のお宅を順次訪ねる予定。
●K公園プロジェクト
函南町は助成金が無い為か不妊手術が進まず、猫問題も山積みだった。そこで一石を投じる為に2月より、このプロジェクトを立ち上げた。まずは公園内に通う明らかに飼い主のいない猫19匹に不妊手術。行政に協力を求めながら近隣の住宅地を調査し、現在は隣接する住宅地の不妊手術を目指して、地味に自治会訪問をしている。公園を中心とした広いブロックの飼い主のいない猫を減らし、不幸な猫が生み出される連鎖を止めようとする試みは、町民が不幸な猫を減らす為の活動に目覚める大きな力となると確信している。
●アニマルホーダーへの取り組み
アニマルホーダーとは、自分が管理出来ないほど動物を抱えてしまい、結果として不幸な動物としてしまう動物虐待の一種。3月から4月にかけて、室内で初期のホーディングをリセット。 2匹の外猫を手術し、15匹の室内猫は不妊手術の後飼い主さんと共にお引っ越し。猫の移動だけでなく、環境改善のお手伝いもさせて頂く。
またもう一件は別荘地の一角で、餌やりさん達が猫を増やしてしまい、管理組合から注意を受けた場所。15匹の不妊手術をしたが、取り組み直前に餌やりさんが10匹程度の猫を自宅に連れ去ってしまった。その猫達の不妊手術に関して、介入できるかどうかは難しく、今後の課題である。
●福島での活動
TNR(捕獲・手術・戻す)メンバーの今年の不妊手術は33匹。毎月一度で平均7匹弱という数字は決して多くは無いが、遠い道のりを移動するだけでなく広い区域で活動する為、画期的な数字。放射線量もまだまだ高い為、限界すれすれの危険も伴う。以前から遺棄が当たり前だった地域で、不妊手術に応じて貰うことがまず苦難を極め、体力のみならず気力をすり減らす。先が見えない事にともすれば気落ちするが、地道な活動により「不妊手術と耳カット」が徐々に浸透してきたことが救いとなっている。
●その他
TNR数(上記を含む)289匹
新規 : 猫保護 13匹 ・ 譲渡 7匹 犬保護 8匹 ・ 譲渡 3匹
合計 : 保護猫 129匹 保護犬 13匹
<ご支援くださっているみなさまへ>
私達が取り組むプロジェクトの中でも、費用を賄えない福島の取り組みは、資金面での不自由が活動の足を重くさせていました。皆様からの浄財は、そんなメンバーの力となり、活動に弾みが付くだけでなく、ともすればくじけそうになる気持ちが軽くなる出来事でした。
予定していた「地域猫セミナー」も5月12日に開催され、出席者120名という盛況で、盛りだくさんの内容でした。(後日HPにて報告予定)その後ボランティア相談会なども開催した為、愛護活動の輪が着実に広がっていくのを感じています。それに伴い、個人ボランティアや行政からの依頼も多くなりました。ホーダーを含む低所得者や官地など、費用の賄えない案件も扱えるようになり、より多くの不幸な命を食い止める事が出来ました。本当にありがとうございました!下記ホームページも併せてご参照下さい。