みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「宮城県 犬猫里親探しの会 バトンタッチ」、毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「宮城県 犬猫里親探しの会 バトンタッチ」さまより活動レポートが届きました。
(実施場所:犬 美里町 猫 東松島市)
私たちは、人間のエゴの結果、保健所に持ち込まれたり、放浪して捕まって殺処分になってしまう犬猫を救って、新たな里親を探すボランテイア活動を行っています。
犬は美里町に拠点を置くバトンタッチ代表の小松が中心になり、猫については東松島に拠点を置く安倍が中心となって活動をしています。
活動の内容は、保健所から引き取った犬猫に健康診断をし、医療が必要な子については、十分に医療を掛け、回復してから里親さんに引き渡すという地道な活動をしています。
主にホームページで里親募集をしていますが、その他に月に1~2回、イオンタウン鹿島台店や、イオンスーパセンター涌谷店のご協力を得ながら譲渡会も開催しています。
■里親探しのイベント開催の様子
印象的なエピソードとしましては、今年から、宮城県では保健所の犬猫を譲渡する際に、愛護団体を登録制にするという施策を行いました。
バトンタッチでも、県の方針に添った申請書を提出し、その後、シェルターや、保護施設が、基準に満たしていることが条件で、県の担当者や、保健所の担当者が直接現地調査をした結果、直接譲渡が出来る愛護団体として認定登録第1号に、認めていただけました。
その後も、宮城県の各保健所に保護された犬猫を、救って欲しいと保健所の担当者から続々と依頼が来ている状況です。
しかしながら、フルタイムで働きながら保護場所も限られている現実や、医療費が大幅にかかるというもあり、全ての犬猫を救うという事は出来ない現状があります。
そんななか、猫担当の安倍が関わった子は、保健所から引き取ってきたが、血尿が出ているので検査をしたところ陰茎がお腹に埋もれているという先天性の奇形で、陰部を作るという大手術をしました。
その結果、尿はスムーズに出るようになったものの尿路管結石が見つかり今現在においても里親さんが見つかっていません。
このように、引き取った全ての犬猫が里親さんのところで幸せに暮らせることは難しいです。
今度は犬の例として今年の5月に保健所から引き取った時男の子ということで引き取って来たところ、乳がんが大きくぶら下がっていたため男の子と間違えられた女の子でした。
ピン子と名付け病院では肺に転移しているので手の施しようがないと言われ、出来るだけ静かに過ごせるように食べたいものをあげ、好きなように過ごし、お散歩のボラさんに愛情を注がれながら今年の9月にバトンタッチのシェルターで亡くなりました。
もとの飼い主が、避妊手術をしていてくれれば子宮ガンも、乳がんにもならずに済む時代です。
今後は、犬を飼う際の健康管理の大切さを飼い主の方々に、啓発して行かなくてはならないと考えています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
飼い主から遺棄された犬猫のために御支援をいただき心から感謝申しあげます。
これからも、バトンタッチは不幸な子を一匹でも減らすよう努力して行きたいと考えていますので、さらなる御支援をどうぞよろしくお願いいたします。
このたびは、本当にありがとうございました。
「宮城県 犬猫里親探しの会 バトンタッチ」
http://batontouch.chu.jp