みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、
毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「一般社団法人 清川しっぽ村運営委員会」さまより活動レポートが届きました。
(実施場所:神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷)
インフルエンザやノロウィルス感染症の流行する今日ですが感染症予防や対策は
医療機関や飲食業など、どの世界でも細心の注意が必要ですね。
動物保護活動、保護シェルター運営においても
感染症対策や衛生管理は最重要課題のひとつです。
今回は秋に清川しっぽ村で発生した感染症猫汎白血球減少症との格闘、
そして罹患した猫の現在の様子をお伝えさせていただきます。
秋に清川しっぽ村で保護した猫らから蔓延したと予想される
猫パルボウィルス感染症は(猫汎白血球減少症)
極めて高い感染力をもつウィルスで取分け、ワクチン未接種の猫が罹患した場合
命の危険にさらされる可能性も高い感染症です。
下痢や血便、嘔吐を繰り返し極度の脱水症状から衰弱するケースが多く見られます。
予防としては衛生管理、健康管理とワクチン接種が重要ですが
捕獲から間も無くワクチンの効果(抗体があがる)が出る前の保護猫への
罹患を防ぐことは多頭飼育の現場では容易なことではありません。
このウィルス自体は消毒が施されない状況下では数年生きるとも言われております。
恐ろしい病気、猫パルボウィルス感染症ですが
検査結果
実に、17匹の感染が認められました。
見えないウィルスとの戦い
限られた資金と人手。
まだ生まれたばかりなのに危険に直面した猫たち。
症状の改善が観られないため
1日おきに病院への搬送。
他の保護猫への感染を防ぐための隔離飼育に消毒作業
ねこたちのストレスも大きなはずです。
猫パルボウィルス感染症に罹患しましたが
無事に病気に打ち勝ち
現在は里親様のもとで元気で幸せな家猫生活を送る
2匹をご紹介いたします、
『レモン』と『みるく』です。
『レモン』
カレンお母さんの子供♂
2014年11月9日里親さん決定
『レモン』は正式譲渡のお申し込みをいただいた後、
猫パルボウィルス感染症に罹患。
刻一刻と弱るからだと徐々に落ちていく体重。
必死の看病が続きました。
命の危機に直面しましたが
点滴やインターフェロンの投与で症状の緩和をはかり
パルボウイルス感染症を乗り越えてくれることを願いました。
連日強制給餌や点滴で容体の安定をはかります。
緩やかにではありましたが、
やがて食欲もあがり体力も免疫力も増加の兆しが観られました。
温かい里親様に巡り会うことができ
家庭環境調査などを経て
『レモン』ちゃんの幸せをお願いすることができました。
名前もレモンちゃんから改め
『リンちゃん』という名になり近況のお便りが届きました。
以下は里親さまよりいただいたメールの転載となります。
(投稿の許可は得ておりますが、個人情報の一部を編集させて頂きました)
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レモンちゃんを引き取りました○○です。
先日は、ありがとうございました。
○(ご家族のお名前)が近況報告をする予定でしたが、
ここ2,3日、多忙と体調不良のため○(ご親族)からご報告させていただきます。
名前ですが、○が「リン」と呼びたいと申しますので、 そう致しました。
おちびちゃん、と読んでいる方が多いですが...。
さて、12日にリンちゃんを連れて帰って、
一番心配したのは、先住猫(ルナといいます)との関係でした。
ルナは、怖がりで、他の猫も多分ほとんど見たことが無いので、
反応が楽しみでもあり、心配でもありました。
案の定、見るなり
逃げて行ってしまいまして、近づくと、フーッと威嚇します。
しかしリンちゃんも負けてはいずに、
フーッとお返しして、なかなか時間がかかりそうな印象でした。
2日くらいは、ルナが逃げ回っておりましたが、馴れてきたのと、
リンちゃんの天性の人(?)なつこさで
ルナに近づいていくので、距離はだんだん縮まっております。
リンちゃんは、エサも驚くほど良く食べまして、
最初は、ルナが子猫のエサを食べてしまったら
どうしようと思っていたのですが、反対に、リンちゃんが、
ルナのエサを食べようとしています。
わんぱく子猫で、 どんなところでも冒険したいようで、
環境が変わっても、全然平気な様子です。
猫もいろいろ性格があるものだ、と驚いています。
とにかく飛び回っていますので、なかなか写真を撮るチャンスが見つかりません!
では、次回からは、○の方からご報告させていただきます。取り急ぎ、近況の連絡申し上げます。
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チビれもんの幸せは始まったばかり(^^)
里親さま
ありがとうございます。
これからもどうかよろしくお願いします。
続いて同じく
パルボウィルス感染猫の『みるく』
カレンお母さんの子供♂
2014年11月28日卒業
『みるく』も無事に体調を回復していき
めでたく里親様が見つかりました。
里親さんからのメッセージはこちらとなります。
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こんにちはみるくを譲っていただきました○○です
急に寒くなりましたね。
厚木市でこの冷え方ですからきっと清川村はもっと寒いんでしょうね皆様ご自愛ください。
さてみるくの近況です、
連れてきていただいた初日の夕方、私が外出している間に娘が帰ってきたのですが、みるくの方から怖がる様子もなく擦り寄ってきたそうです。
翌日からはお膝が大好きになり、膝から下ろすとミーミー鳴きながら後をついてくるようになりました
クールな容貌とは裏腹の甘えんぼさんです
もう流し台の高さまでは軽々ジャンプできるし、
しかも怖いもの知らずで何にでも手を出すので、まだ部屋に一人でおいていけません
幸いなことに私の職場は家から五分くらいと近く
職場の人たちも猫好きが多く理解がありますので昼間ちょっと様子を見に帰ったりもできます
そうこうしているうちにあっという間に一週間が経ってしまいました
帰宅してからは猫じゃらしで一時間でも二時間でも遊びます
ほんとにタフです(笑)
そのためか細かった食もずいぶん食べるようになり安心しています
じゃれていたおもちゃが隙間に入りそうになるとくわえて広い場所に移動してまた遊びます
ほんとに賢いネコです(すでに親バカですね)
動きが早くてなかなか写真が撮れないのが残念ですが何枚か添付します
4番目はわかりづらいですが 私の膝で伸びて寝ている写真です
しっぽ村の皆様にはこんなかわいい子を譲っていただきほんとに感謝しています
ありがとうございました
まずはご報告まで
○○
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他の犬猫たちも優しい里親様と巡り合うことができることを願っております。
<ご支援くださっているみなさまへ>
早いもので、もう師走となりましたが、いかがお過ごしですか
いつも清川しっぽ村活動にお力添えくださいましてありがとうございます。
皆さまの応援によりたくさんの幸せのかたちにめぐり合うことができております。
今回ご紹介した内容だけでなく嬉しかったこと、悲しかったこと、悩むことなど情報の発信源にあたるブログも続けております。
どうか是非ご覧ください。
来年も素晴らしい年でありますように心よりお祈り申し上げます。
一般社団法人
清川しっぽ村運営委員会
吉島 崇憲
「一般社団法人 清川しっぽ村運営委員会」
http://ameblo.jp/ananan223/