[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2015年04月30日

「認定ＮＰＯ法人　日本アニマルトラスト」さまの活動レポート

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「認定ＮＰＯ法人　日本アニマルトラスト」さまより活動レポートが届きました。

(実施場所：大阪府及び全国)

2011年4月21日。
東日本大震災が起きて１ヶ月余り。コロ助とココアは福島県の原発警戒区域内で放浪していた所を保護されました。
仲良しの２頭は放浪中もずっと共に行動していたようで一緒にいるところを保護されハッピーハウスへ来ました。
きっと１ヶ月間、不安な中お互いに寄り添っていたのでしょう。。。

コロ助（左）ココア（右）

2011年5月。福島県でいなくなった犬を探している飼い主さんから日本アニマルトラストに電話が入りました。
「ＭＩＸの犬とビーグル犬を探している」と。
その時すぐに仲良しの２頭が頭をよぎりました。
そして保護された場所とお家のあった場所、動物たちの特徴、全てが一致し、確かにこの２頭の飼い主さんであることが判明しました。
しかし。。。避難されていてワンコ達をすぐに引き取れない状況でした。
東北現地で活動していたスタッフが飼い主さんの所へお話を聞きにお伺いし、それからは飼い主さんからのお預かりとしてコロ助とココアはハッピーハウスで暮らすこととなりました。
ハッピーハウスでもとっても仲良しな２頭。いつも元気にドッグランでも楽しそうに遊んでいました。

そしてコロ助とココアがハッピーハウスへ来て３年が過ぎた2014年6月。
コロ助が体調を崩すようになってきました。
コロ助の身体のことを考えココアとは別のお部屋で過ごすようになりました。
それからはココアもなんだかションボリしている様子。。。
一方、東北では着々と２頭を迎え入れる準備を進めて来られた飼い主さん。
2014年8月20日。ついにご家族の暮らす東北へ帰ることができました！！

スタッフとお別れの朝。。。記念撮影で「元気でね！！」

コロ助の身体を考え、東北まで陸路での帰宅です。

車の中ではお利口さんにしていました。

そして。。。久々の飼い主さんとの再会！

２頭共、とても嬉しそうです！

飼い主さんもコロ助もココアもこの日が来るのを待っていました！
今日からはご家族の元で安心して暮らしてね！

ご家族の元に帰って２週間。
お母様からお便りがありました。（抜粋してお伝え致します）

『コロ助とココアが帰ってきて丁度二週間になりました。
もう、ずっと一緒だったという錯覚に陥ることもあるくらい落ち着いています。

こちらに戻って来た当初、コロ助が散歩の途中で歩けなくなり
抱っこして自宅に戻り、再度ココアだけ散歩に出かけました。
でも、やはりコロ助と一緒でないと行きたがらず...
やはり2匹一緒がいいのだと再確認しました。
今も犬舎に放し飼いで2匹一緒に仲良く過ごしています☻

コロ助とココアの居る生活が、私にとっても家族にとっても幸せの毎日です。
今はコロ助も軽快に散歩を楽しんでいます。

また、時折メールを送らせて頂きます。
本当にお世話になりありがとうございました。
スタッフの皆様もお体を大切にお過ごしください。

コロ助＆ココアの母より。』

ハッピーハウスにはまだ被災地からのお預かりが継続している子達がいます。
コロ助やココアのようにご家族の元へ帰れる日まで安心して暮らせるようこれからもお世話を続けていきます。
みんなが幸せを取り戻せることを願って。。。

＜ご支援くださっているみなさまへ＞

東日本大震災が起きてもうすぐ４年が経とうとしています。
こちらには被災地からきた動物がまだ暮らしています。飼い主さんが判明しても未だ動物と暮らせる状況ではなくお預かりしている子達、元の飼い主さんが見つからず生活している子達です。
中にはこちらへ来てから高齢の為、介護が必要となり「老犬介護ルーム」で暮らしている子もいます。

※2014年7月皆様のご支援のおかげで老犬介護ルーム「フィガロハウス」が完成致しました！

ご家族の元へ帰れるまで、また新しい家族か見つかるまで、そしてこちらで寿命を全うすることになっても最期まで安心して暮らしてもらえるよう日々努力していきたいと思っています。
この活動が続けられるのも皆様のご支援があってこそだといつも感謝いたしております。
今後共、どうぞよろしくお願い致します。

「認定ＮＰＯ法人　日本アニマルトラスト」
http://www.happyhouse.or.jp/