フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:東京都千代田区
★社会化に時間のかかる猫たち
この時期は、保護されたタイミングがおそく、生後7ヶ月前後で人に慣れていない猫達を当会で数多く抱えています。猫の社会化は、時間をかけて猫が人に対して心を開くのを待つことが基本ですので、とにかく時間がかかります。社会化に最長1年かかる猫もいるのが現実です。
しかし、譲渡会では、こうした猫たちにも、理解のある愛情あふれる里親さんが「是非、うちの子に」と手を差し伸べてくださいます。家庭でリラックスして暮らす猫のお写真を譲渡後に拝見すると、やはり外の生活は過酷。猫も我々も頑張ってよかったな、と思い、活動へのモチベーションも高まります。
譲渡会で来場者にアピール
★アレルギーでひどい状態だった純血種のペルシャが遺棄
千代田区内の公園管理者より、通報があり、白ペルシャが保護されました。顔や体がアレルギーでただれており、一見すると猫とは思えない容姿でした。100項目以上のアレルギー検査を実施し、食物アレルギーがあることが判明。病院での長い闘病生活がはじまりました。
除去食を地道につづけます。皮膚疾患は回復まで長い時間がかかりますが、獣医師も、白ペルシャちゃんも頑張りました。
春先には、キレイなお顔を取り戻した白ペルシャちゃん。
★ちよだ猫まつり、ちよだ雪祭り等の千代田区のイベントに参加
地域猫活動は、地域と行政とボランティアが連携しての活動になるため、私達の活動を知ってもらい、円滑に活動をすすめるためにも、地域のイベントに積極的にボランティアが参加しています。
このことにより、猫が繁殖している地域があればお知らせいただけるため、未然にトラブルを防ぐことが可能になります。
千代田区長とボランティア(ちよだ猫まつり)
■今後の展望
高齢者が亡くなった後に残された飼い猫が殺処分に回されるケースが、全国で増えています。こうした悲劇をなくすために、万一の場合には愛猫を誰がどのように責任をもって引き続くのか等を明確化するように普及啓発活動を積極的に行う考えです。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援、ありがとうございます。飼い猫が病気になれば飼い主さんが医療費を支払って病院に連れて行くことができますが、飼い主のいない猫は誰かが医療費を負担しなければ医療をうけることができません。医療費と時間と愛情をかけることで、家庭で幸せに人と暮らすことのできる猫達がたくさんいます。猫は野生動物ではありません。人のお世話を受けて暮らす動物です。これからも1匹でも多くの猫達が幸せに暮らせるように、多くの方にご協力いただきながら活動を継続してまいります。
これからもご支援、どうぞよろしくお願いします。
「一般社団法人ちよだニャンとなる会」
http:///www.chiyoda-nyan.org