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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年01月20日

「動物いのちの会いわて」さまの活動レポート(2014-15後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:岩手県岩手郡雫石町

この半年間、合計12回の譲渡会を開催し、犬15頭、猫99匹を新しい家族の元へ譲渡しました。
この間の特徴は、子猫の保護が5月の連休を待たず4月からに殺到した事でした。一方では保健所では昨年の法律改正で安易な引き取りを拒めるようになったことから、引き取りや保護数が半減していました。
いのちの会でも飼い主の身勝手な保護依頼をすべて安易に引き受けている訳ではありませんが、寒さがまだ残る東北で外に遺棄された子猫たちは保護時の健康状態が非常に悪く、せめてもう一日早く保護されていればと悔やむことも多くありました。
そんな時に緊急に治療できる診療所が欲しいという思いでしたが、このほど全国のみなさまのご支援で診療所が完成し、開業医の獣医師先生たちがボランティアで休診日に診療して下さるなど新たな一歩を踏み出すことが出来ました。
また、先日は岩手大学動物病院の移動診療車が10人のスタッフと一緒に往診に来てくださり、23匹の動物を検査してくれました。
その中の1匹、被災地から保護されてきた成犬「ベリー」ちゃんから悪性腫瘍が見つかり、早速摘出手術をしていただき元気に回復をしみんなで大喜びをしました。
また、ある保健所の抑留施設にいた成犬はお腹に大きな袋をぶら下げていました。乳腺腫瘍が大きくなったものでしたが、これを見た市民からなんとか助ける事は出来ないかと相談されました。
「譲渡対象動物では無い、病気だから・・・」との保健所の返事にも屈せず粘って保健所から引出し、こちらも手術成功。大きな腹帯を撒いてもらい退院。なんとその日に見学に訪れていた家族が、その姿を見て心が動かされ、保護されて3日目で里親が決定しました!!なんと運の良い子でしょう。
こんな感動と全国からのご支援が200匹以上の動物の世話で疲れたボランテアさん達の心の励みになっています。

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往診に来てくださった、岩手大学動物病院移動診療車

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神妙な顔でエコーを受ける「みゆうちゃん」

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ご寄付頂いた医療機械も入りました診療室です

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緑に囲まれた診療所です

<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援をいただきありがとうございます。
全国のみなさまからのご支援でこの程「いのちの会診療所」が完成いたしました。
保護した動物たちが一匹でも多く救えるようにスタッフ・ボランティア一同頑張ります、引き続きのご支援をよろしくお願い致します。


「動物いのちの会いわて」
http://www.inochinokai.com/
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