フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:福島県南相馬市
いつも応援・ご支援本当にありがとうございます。
11月からのにゃんこはうすはいつもの通りばたばたとしていました。
11月には、同じ被災地である岩手県盛岡市で6回目となる「にゃんこはうす写真展」を開催しました。
同じ被災地で開催するということは、見ていただける方々に、辛い記憶を呼び出させ、悲しい思いをさせてしまうのではないのだろうかという葛藤がありました。
ですが、沢山の方々に原発の被害により強制避難させられ、取り残された動物たちが大勢いたことや、同行避難が認められず、2~3日の避難だからと、残してきてしまい、警戒区域に指定され、迎えに行くことができず、沢山のペットが取り残され、離ればなれになってしまった事を知ってもらえました。
そして、沢山の方々に、離ればなれになり、さ迷い、弱り、ようやく保護され、長い年月の末再会できた事や、今尚捜し続ける飼い主さんがいることを知ってもらえました。
その上、ほとんど復興していない福島の被災地の現状や、除染土に覆われた町を知ってもらえました。
そして、冬から春にかけてのにゃんこはうすは、辛い事も有り、嬉しいことも有りでした。
にゃんこはうすに保護された古参の保護猫たち・・・古参なのは、重い持病があったり、白血病キャリアの子達といった新しい家族を見つけるのがむつかしい子達ばかりで、でも、保護している私たちには家族同様のかわいい保護猫たちでした。
そんな子達が、とうとう、命の尽きてしまうことが続き、つらく悲しい思いをしました。
白血病キャリアだった、今は亡きダイヤとハニー
でも、健康になった沢山の保護猫たちは新しい家族が見つかり、にゃんこはうすを巣立って行きました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
保護猫たちへのご支援本当にありがとうfございます。
震災から4年が立ち、被災地の様子をTVや新聞などで伝えられることが少なくなってきました。
しかしながら、福島、原発の避難地域は日中は立ち入りが出来る地域や、高速道路も開通したりしましたが、ほとんどが復興も復旧もされていません。
そして、今もなお、人が住めなくなった町に取り残された動物たちがいます。
今も尚、捜している飼い主さんがいて、
待ち続ける猫たちがいることを忘れないであげてください。
これからもにゃんこはうすを見守っていただけたらと思います。
代表 中山 ありこ
「南相馬にゃんこはうす」
http://www.nyankohouse.net/