[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所：福島県内主に原発事故２０Ｋ圏内.川内村．葛尾村.川俣.郡山市.三春町等

１.給餌活動.（ミケ猫マツコちゃん）
２０１２年４月発足以来、毎月２～３回被災地で飼い主の帰りを待つ犬、猫の安否確認をしながらフードを運んでいます。前日車にぎっしりとフードを積込、翌日朝８時半郡山を出発（２人で）して約１時間半被災地に到着します。約３０件にフード（飼い主さんに許可を頂いた場所に）を置いてきます。現地では、ほぼ犬はリードに繋がれており元気な姿に会えます。猫の場合近くに居ても鳴き声は聞こえても姿をなかなか見せてくれない時があります。
葛尾村のＭさんの小屋の場合は、いのしし避けのネットが張られ、コンプレッサーが時々うなりだします。その対策のお陰で小屋の中を野生動物に侵入されたり荒らされたりする事も無く、猫用自動給餌機がしっかりと役目を果たしてくれています（場所によっては自動給餌機がめちゃくちゃに破壊されているところもあります）
私達の車が到着すると、エンジン音に気づきどこからか走って現れるミケ猫ちゃんがいます。その猫をアニマルライフサポート福島（アニサポ）では、秘かに猫界のマツコと呼んでいます。

まずはトランクの開いた車に乗りスリスリ、そわそわその後「ごはん～」と自動給餌に近づきフードの袋にスリスリ。

マツコちゃんがいつの間にか現れ車に乗りスリスリ

空っぽの給餌機にドライフードを入れると

自動給餌機にフードを入れているところ

マツコちゃんが早速食べ始め、缶詰を用意すれば次は缶詰と・・・なかなかの食べっぷりです。

マツコちゃん早速フードを食べ始める

食べ終えると外に出ます。その間じっとそばで順番を待っている猫ちゃん達もいます。（不妊手術済の猫ちゃんがいつも３～４匹位集まってきます）満腹になりゴロンと横になり毛づくろいをしているマツコちゃんの姿はとても癒されます。

マツコちゃん満腹になりゴロン

飼い主さんと現場で時々お会いする時はしばし猫談義、そしてこれから帰村に向けて準備を進めている飼い主さん方のお話は私達も聞いていて嬉しいかぎりです。
約３０ヶ所を回り終え郡山に帰宅するのはだいたい夜７時頃になります。無事に帰宅しマツコちゃんの可愛い姿を思い出しながら、飼い主さん達が避難解除され無事に帰村し、犬、猫達も安心してまた生活が送れるまで給餌を続けたいと思いました。


２.譲渡会
郡山市の保健所では、毎月１回定期的に譲渡会を開催しております。

郡山市保健所譲渡会準備

アニサポでも毎回ボランティアで参加していたところ、担当課長さんから「アニサポで保護している猫達も参加させて良いですよ」と、声をかけて下さいました。とても嬉しいお話を頂き、被災地等で保護した仔猫達（殆ど怪我や、風邪をひいている為、治療や不妊手術を終え元気になってから）譲渡会に参加させて頂いております。

毎回沢山の方が譲渡会に来所し、多くの犬、猫達が新しい家族の一員として迎えてられています。お陰さまでアニサポでも、今まで１５匹譲渡会で出会った、とても素敵な里親さんのもとに猫達を譲渡する事が出来ました。迎えて下さった御家族の方からは「元気ですよ～」と、時々嬉しいメールが届きます。


郡山市保健所譲渡会に毎回沢山来所してくれています。

＜ご支援くださっているみなさまへ＞
今回は被災地での給餌活動を報告させて頂きました。現地では除染作業も進み、住民の方で帰村を希望されている方達は、家の修復工事を始めております。避難解除され、また御自宅での生活ができると希望を持って話をしている方々の笑顔は私達も見ていて嬉しいです。
無事帰村され皆さんが安心、安全に生活が出来るまで、現地で待っている犬、猫の給餌を続けたいと思います。
又不幸な犬、猫を増やさない為のＴＮＲＭ活動と譲渡活動も継続していきたいと思います。
これからも御支援御協力を宜しくお願い致します。

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「アニマルライフサポート福島」
http://alshukushima.jimdo.com/