フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:北海道釧路市
私たちは、北海道釧路市を拠点に近郊の保健所で収容期限が経過してしまい、殺処分対象・一般譲渡不可となった犬猫のレスキュー活動を中心に行っております。
2015年5月から10月末までに犬5頭・猫109頭を保護し、犬3頭・猫88頭の譲渡をすることが出来ました。
今年は例年より少し遅い時期に乳飲み子猫が保護されはじめましたが、やはりウイルス感染症(猫風邪)にかかっている子猫がたくさんやってきました。
そんな子猫たちの中に、捨てられて衰弱し、瀕死の状態で当会に来たロートという子が居ました。
生後2週間程度で重症の猫風邪を患っており、その治療をしながら、自力ではミルクを飲むこともできなかったためカテーテルでミルクを胃に流し人工哺育で育てました。
ですがいつまでたっても呼吸の状態が良くならず、病院で検査をして先天性の胸骨の形成不全である「漏斗胸」(ろうときょう)と診断されました。
激しい運動をすると息切れがし、ほかの子猫よりも疲れやすい子猫でした。
猫風邪の症状が治まってきたころに色々な情報を集め、お世話になっている獣医師先生などとも相談し、なるべく小さい子猫のうちに手術をしたほうが良いことが分かり、かかりつけの病院では手術が出来ないため、隣の市にある大学病院へ診察に行きそこで漏斗胸矯正手術を受けることになりました。
手術は無事に成功し、小さかった体もみるみる成長して今ではよく食べ、よく遊び、とても活発な子に育ちました。
~皆様の応援で元気いっぱいになったロート~
まだ新しいご家族には出会えていないですが、次回ご報告するときには「幸せ報告」ができるように、会員みんなでロートと頑張っていこうと思います。(追記:その後無事新しい飼い主様が見つかりました。)
このように当会では病気や怪我などで保護される犬・猫もたくさんおります。保護されている犬・猫たちが安心して適正な医療をうけ、新しい飼い主様を探す事が出来るのも皆様の支援のおかげです。
皮膚疾患により保健所では譲渡対象にならなかった子犬のハロも当会で保護、治療をして無事卒業しました。
今後も殺処分ゼロ・保健所への持ち込みゼロに向けて、皆が終生飼育をし、万が一に備えて飼っている犬・猫たちが路頭に迷わないように後見人を見つけておくなどの「今すぐ出来ること」を広めていきたいと考えています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
日頃より皆様の温かいご支援をいただき会員一同感謝申し上げます。
頂いた支援金は保護している犬猫の治療費・ワクチン・避妊去勢手術代・各種検査代・保護費用等に使わせていただいております。
たくさんの皆様がこの活動を理解してくださりご支援・応援していただいて当会は成り立っております。
今後も「殺処分ゼロ」「持ち込みゼロ」を目指し活動をしていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
「釧路アニマルレスキュー Red Heart」
http://kushiroredheart.org/