フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:神戸市内
「不幸な猫を増やさない、今いる猫は天寿を全うさせてあげたい」
神戸猫ネットの一番の目的は、不幸な猫を増やさないこと。 そのためにTNR(捕獲・不妊手術・元に戻す)活動を推進、啓発しています。
会員は、主に自分の住むエリアで不妊手術済猫たちを見守りながら、コツコツとTNRを広げています。止むを得ず猫を保護することもあり、その猫の里親募集を行っています。
また、神戸市衛生課と協働して、捕獲に関する相談受付、捕獲器の無料貸出事業を行っています。
神戸市の担当部署に、ノラ猫の不妊手術をしたい・・・等と相談があると、私たちのメンバーに連絡が入りますので、お話を聞いて捕獲器の貸出し、必要に応じて捕獲と病院へ搬送などのサポート活動もしています。
実施期間内の主な活動は、以下の通りです。
5月 新聞取材協力、
KOBEにゃんずフェスタに参加(リーフレット・チラシ配布、相談対応)
6月 第15回猫の譲渡会
7月 KOBEにゃんずフェスタに参加(リーフレット・チラシ配布)
9月 神戸市中央区の公園でTNR18匹実施、捨て猫2匹保護
第4回写真展「神戸ねこ百景」 MBSテレビとサンテレビ・神戸新聞の取材協力
第16回猫の譲渡会
10月 動物管理センターで意見交換
神戸市及び(公社)神戸市獣医師会と協働し、神戸市内でモデルケースとして緊急対策事業を実施(TNR27匹)
夜遅くても明るい、街中の公園周辺でのTNR。
数年前に一斉に不妊手術をしたとのことですが、他所からやってくる猫がいる、捨てられた猫もいる・・いつの間にか、10匹以上の猫が集まる場所になっていました。
何とかしたいと気にされていた方の依頼に、神戸猫ネットも協力するこにしました。
公園はいろいろな人が利用します、猫が集まることも知られていました。この機会に、地域周辺のみなさん一人でも多くの方に、野良猫に不妊手術をすることの重要性を理解してもらおうと考えました。
TNRの実施計画をたて、事前にお知らせのチラシをポスティング。初日は午後3時から捕獲開始。
この時にテレビの取材を受けました。雨で中断したものの順調に作業。 周辺住民と直接話をして、野良猫に不妊去勢手術を施すことが問題解決につながることを理解してもらいました。
その後、夜。また翌日と時間帯を変えて実施して、18匹の猫に不妊去勢手術を施しました。今後も住民に理解してもらえるよう、エサやりさんにも適正な世話をしていただくようお願いしました。
〈今年の写真展〉
シルバーウイークをはさみ、9月15日~27日に開催しました。
会員が撮影した写真、里親さんからの写真。集まった写真はいろいろなサイズで200枚以上。
プリントした多くの写真を展示するために、切ったり、貼ったりの作業をしましたが、どの写真にも、その猫への思いがあるので、なかなか選別ができませんでした。結局、提供いただいた写真をほとんど全て掲示したように思います。
この写真展もテレビと新聞の取材があり、たくさんの方に知っていただくことができました。
お蔭さまで、期間中、見に来てくださった方が1128人と昨年の2倍近い人数でした。
ですが、まだまだ啓発は必要です。アンケートにご記入いただいた応援のメッセージにも励まされました。また来年も写真展を開くなど、人と猫が共生できる街のことを考えていただく機会を作れたらいいなぁと考えています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
皆様からいただいたご支援に心から感謝を申し上げます。
会員はこれまで自己努力で地域猫活動を支えてきましたが、みなさまの温かいご支援にとても勇気づけられました。
この活動を続けていくこと、仲間・協力者を増やしながら頑張ります。
これからも引き続きご支援くださいますように、よろしくお願い申し上げます。
「特定非営利活動法人 神戸猫ネット」
http://www.kobenekonet.com/