ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年04月08日

「公益財団法人 神奈川県動物愛護協会」さまの活動レポート(2015-16前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:神奈川県内

【ノラ猫の傷病治療】
協会附属動物病院にて、公益目的事業として診療したノラ猫362匹の内、17匹は1週間~2ヶ月の入院治療の必要な重篤な状態でした。

【ノラ猫の不妊去勢手術】
実施期間内のノラ猫の不妊去勢手術頭数は459頭でした。その内、協会スタッフが捕獲に行った回数は13回、捕獲頭数は32頭でした。頭数が少なくても、ご高齢者からの依頼にはできる限り応じるように致しました。

【保護譲渡】
実施期間内の譲渡は成犬5頭、子犬2頭、成猫1頭、子猫8頭、その他1頭の17頭でした。保護は25頭です。
成犬の譲渡の中に、初対面が苦手で吠えついて噛むため3年間も施設にいたパピヨンがトレーニングの効果もあり、譲渡できたことは嬉しい事例としてご報告させて頂きます。

kspca-151202-01.jpg
こんなに可愛くても譲渡に3年かかりました

猫の譲渡が進まなかった理由として、コクシジウムという腸内寄生虫の感染があったことと、複数の子猫にエイズ偽陽性が出たことが挙げられます。特にコクシジウムには注意し、頻繁な検便や使い捨手袋の使用、隔離など非常に気をつけていたので落胆いたしました。毎日ノラ猫が不妊去勢手術で持ち込まれることが感染症のリスクを高めているとは思いますが、動物病院を併設する当協会としてはノラ猫の不妊去勢手術は重要な活動ですので、更なる対応策を考えて行きたいと思います。また、子猫のエイズ偽陽性は生後半年以上を経ないと確実な結果が出ない為に譲渡希望を頂けませんでした。

kspca-151202-05.jpg
エイズ陰性が分かるころには大きくなってしまいました。

6月に保護したボーダーコリー8歳は、独居飼主の病気により運動をさせず食事ばかり与えた為に体重が50キロ以上になってしまった状態でした。

kspca-151202-02.jpg
保護当時、体重50キロの頃です。

kspca-151202-03.jpg
階段はスタッフが布で持ち上げて運びます。

親戚が飼主も犬も病院に入院はさせたものの犬の入院費用負担が継続できず保護の順番を待って入所しました。現在もダイエット中ですが、36キロまで減量が進み歩行が楽になってきています。

kspca-151202-04.jpg
人工芝を購入して歩く練習。たいぶ痩せました!

とても性格の良い子なので譲渡に向けて頑張ります。

【今後の展望】
収益事業の更なる活性化を図り、公益目的事業へ十分に補填し拡大できるよう進めたいと思います。

<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも皆様からの暖かいご支援を誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
当協会では、保護譲渡の活動の他、附属動物病院ではノラ猫の不妊去勢手術や傷病治療を実費以下で行っています。動物の保護譲渡行う団体が増えている中、動物病院を併設する当協会としての役割を熟慮しつつ活動を向上させていきたいと思います。今後ともご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。尚、お時間がございましたらHP、公式ブログ、ツイッター、フェイスブックもぜひご覧ください。


「公益財団法人 神奈川県動物愛護協会」
http://www.kspca.jp
  • ツイート
  • いいね!