フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:ハッピーハウス内
要注意犬だったカネツグ
カネツグは5年前、人に対して攻撃的で咬んでしまうことも含めてお世話ができなくなったと飼い主さんからの依頼でハッピーハウスに来ました。当時8歳でした。
「要注意」の犬としてカネツグのハッピーハウスでの生活が始まりました。
そこで登場!スタッフK氏。
問題犬をこよなく愛し(!?)、積極的にお散歩に連れ出してくれます。
咬まれるのは誰だって嫌です。
けど、「咬む」ということで人と関わる時間が少なくなるのはもっと嫌だ。スタッフK氏はそう語ります。
中には首輪にリードすら着けさせてくれない子もいます。それでもK氏はくじけません。
「咬まれるのは嫌」でも「構ってあげられないのはもっと嫌」なんでしょう。
「やらされている」のではなく「してあげたい」というK氏の気持ちはもちろん動物にもちゃんと届きます。
そんなK氏に心を許し、一緒にお散歩に行くワンコはとても嬉しそうな表情をしています。
そうやっていつも一緒にお散歩していたワンコの内の1頭「カネツグ」。
K氏とカネツグとの信頼関係は他の誰もが割って入れるものではありませんでした。
カネツグは自分の事を思って5年間ずっと接し続けてくれたK氏の事が大好きです。
そしてK氏もそんなカネツグの気持ちに応え、13歳になったカネツグを家族に迎える決心をしました。
カネツグもK氏も本当に嬉しそうです。
ふと思います。もしカネツグの行き先がハッピーハウスじゃなかったら・・・
「高齢」、「攻撃性がある」という理由でもうこの世には居なかったかもしれません。
そしてK氏との幸せな今がなかったかもしれません。
歳をとってからでも信頼関係は築けます。性格も変わります。
決してあきらめてはいけない。どんな動物にだって幸せになる権利があるはずです。
カネツグ以外にもこのような問題犬を受け入れ、幸せにして下さったご家族がたくさんいます。
そんな皆様に心より感謝致します。
「終わりよければ全てよし!」今まで辛い思いをしてきても最後が幸せなら良かったと思えるはずです。
<ご支援くださっているみなさまへ>
公益財団法人として活動を始めて皆様よりたくさんのお祝いのお言葉を頂きました。
有難うございました。
しかし、中には「ご立派になられたので会員を退会します」という方や「もう支援は必要ないかと思いましたので・・・」等と言われる方々がいらっしゃいました。
法人格は変わりましたが、現在も国や行政機関などから助成金のようなものは一切いただいておりませんし、保護頭数も規模もNPO法人の時と特に変わりはありません。
けれど、ご寄付や会費は減ってしまっていて、少し困っています。
これから公益財団法人として、NPO法人の時よりもっともっと頑張らなければならないんだと痛感しております。
本来の果たさなければならない目標に向かって日々頑張って参りますので、皆様の変わらぬご支援をどうかよろしくお願い致します。
「公益財団法人 日本アニマルトラスト」
www.happyhouse.or.jp
子猫はうちにまいごがきていますはやくとりにきてください
by 名無し 2020-11-11 13:58