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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年06月17日

「相模どうぶつ愛護の会」さまの活動レポート(2015-16後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:秦野市内 近隣市

「ノラ猫の不妊去勢手術活動」
【実施場所:秦野市、伊勢原市、大磯町 中井町 厚木市】 
106匹(内3匹)は、早急に入院治療が必要でした。その他、多頭飼育(40頭)のTNR活動中です。
メスは殆どが妊娠しております。猫への給餌者や一般飼養者も不妊治療を受けさせたいと思っていても、不妊治療費が高いことから、先送りにされるため猫が増えてしまう要因になっています。


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平成21年の時に遡りますが、近所のペットショップから、「閉店することになった。
31頭の犬を何とかして欲しい。」という電話が入りました。早速出向きますと、全頭が一斉に吠え立てました。店内はコンクリートの壁。窓もなく薄暗く、劣悪な環境でした。そんな中、犬たちは7年間、この環境下で散歩もなく狭いケージの中に入れられたままでした。2・3才の若い犬もおりましたが、殆どが売れ残った老犬でした。
ケージは、蜘蛛の巣と犬の毛と埃がこびりつき、長年世話されていなかった状況が手に取るように判りました。

Sagamiaigo-16525-2.jpg  この黒いチワワも、この狭いケージに7年間閉じ込められたままで、散歩もなく爪は伸び放題でした。31頭の内、7匹を引き取り新しい里親様の元に貰われ、このチワワも最初は小田原市塚原のお宅へ里子に出ましたが・・・1年後、このお宅が大雨で土砂崩れに遭い、この子は土砂の下敷きになってしまいました。そんな事で出戻りとなってしまいました。年令は8才。
ペットショップで売買されている犬は、積極的に自分の事を要求しない事が多く、無表情で、一ヵ所に居る事が安心なようです。
散歩は抱っこし、公園へ連れ出しウンチとオシッコが終われば一目散に家に駆け戻るような子でした。新しい環境が怖いのでしょう。
3回ほどお見合いもしましたが、「これでは・・・」と戻されてしまい、生涯、会で看取る覚悟でおりました。年齢14才位。
ところが、昔からこの活動支援者が、「是非私に看取らせて。ペットショップで苦労した分、幸せにしたいから。」という言葉をいただきました。
今は愛情をいっぱい受けているようで、目は真ん丸。表情も明るく行動も積極的になりました。「豆姫」の愛称でとっても可愛がられています。

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【保護譲渡】 
猫:保護9匹(内・里子7匹、待機中・2匹)  犬:6頭保護 待機中(1頭)


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昨年6月5日、生後2ヶ月位で保護したキジトラ猫は、一回目の検査ではFIVもFeLVも陽性でした。エイズという事で、里親さんを探すことができませんでした。
2回目の検査では、FeLVが陰性に。そして12月、3回目の検査ではFIVも陰性となって、晴れて里親募集が出来ましたが大きくなってしまい、時すでに遅しでしたが 平成28年2月5日に2匹目の里親様になって下さいました。(写真:左側のキジトラ)


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新宿区で保護され、当会に連絡が入り引き取りました。当初は舌が常に出た状態でよだれを垂れ流し、トイレのしつけが出来ておらず血尿を家の隅々にかけ放題でした。診察の結果、膀胱結石、膀胱炎のため血尿が暫らく止まりませんでした。
いつからこんな状態だったのか?さぞかし苦しかった事と思います。年令は7才位です。里親さんを探すのは難しいのでは?生涯を看取るしかないと、この子の定位置の施設も整えておりましたところ、何と!奇特な里親様と巡り合えることになりました。
捨てられた動物は心身共にリスクを負っています。その心を解きほぐしてくださる心の持ち主の里親様に出会えた時の活動の達成感は何とも言えません。

【今後の展望】
人に捨てられ、繁殖した「野良猫」は「迷惑猫」として扱われていることが多く、今後もノラ猫対策を重点に活動しなければならない事業です。
行政・自治体・獣医師・地域住民が一致協力して、人と猫が共存するため「地域猫」の構築を目指したいです。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも皆様から暖かいご支援に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
当会では、ノラ猫の不妊去勢手術をメインに活動させて頂いておりますが、現在37匹の多頭飼育の給餌者の猫の不妊化手術を会で負担する事もしばしばです。その中には負傷・感染症などの病気に罹っている猫の治療や保護にも経費が掛かります。まして、飼い猫とは違いノラ猫への治療には人に不慣れな子が多いため、麻酔をかけながらの治療となり、その分治療費も掛かります。入院期間も長引きます。
又、保護犬に関しましても、元飼主の適切な身体管理が成されていないため、治療経費が掛かります。
お蔭さまで皆さまのご支援があってこそ、不幸な動物を救う事ができます。
今後とも、ご支援をくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。



「相模どうぶつ愛護の会」
http://sagamidoubutsu.web.fc2.com/
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