フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:神戸市内
【実施期間内の活動】
11月 第17回譲渡会
12月 北区某団地自治会依頼TNR29匹
1月 第18回譲渡会
2月 神戸市野良猫繁殖制限緊急対策で一斉TNR(須磨区)
出張TNR 兵庫県中東部
3月 捕獲器の一括貸出し(20台)
第19回譲渡会
ネコ市ネコ座に出店
神戸市野良猫繁殖制限緊急対策事業(垂水区)
4月 ホームページのリニューアル、5月9日から始まる第5回写真展準備
神戸猫ネットの捕獲器貸出は、神戸市の助成制度を利用する皆様の支援を視野に入れていますが、
普通に個人でTNRを検討くださる方からの問い合わせが増えています。
庭にくる野良猫を捕まえて、家で飼いたいと言う依頼。捕まえてみたら高齢の猫で、歯がほとんどなくて、尾の付け根に腫瘍もありました。それでも、気にせず、予定通りに家に迎え入れてくれました。
また、ブログで紹介しましたが、ガラス瓶を首につけて危険な状態の猫を助けるために捕獲器を貸し出しました。(
http://www.kobenekonet.com/#!ガラス瓶の首輪?/c138z/5737bf390cf2d5f002c1d6a9)
野良猫に優しい気持ちで接してくれる人は、たくさんいるのです。
春の出産前、2月~3月は、捕獲活動の回数が増えて忙しい時期でした。
その中で、某TNR現場で、猫の生息状況など調査をしているときに、とても人懐っこい猫に出会いました。 写真のようにゴロンとして、ナデナデすると気持ちよさそう。見ているだけでホッコリしました。
早朝のラジオ体操に集まるみなさんのアイドル猫として、可愛がられているとのことでした。
このように、見守り、管理のされている猫と、まだ警戒心の強い未手術の猫が住み分けている現場でした。昼に見かける猫だけが全てではではありません。
広い敷地内で、夜の猫は、何時頃、どこに現れるのか、実態がつかめなくて、1匹、また1匹と姿を見せるのに警戒してなかなか捕まらず、捕獲予定のチラシをポスティングしていたのに、夜中にエサをやりに来る人がいて、苦労しました。
TNRは、天気予報を確認しながら計画しますが、何とか晴れているときに実行できました。
最終的には、13匹を捕獲。 冬ではないけれど、夜は肌寒かったです。
桜が咲きだした時期に、耳先カットのさくら猫になったこの猫たちをリリース。
ここは、カラスも多い場所なので、不幸な猫が生まれるのを防ぐことができて良かったと思いながら、猫をリリースするとき、どうか天寿を全うできますようにと祈りました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援をいただき、ありがとうございます。
神戸では、野良猫のTNR件数が少しずつ増えてきたと感じています。
神戸市の助成制度が徐々に拡大されたこと、神戸猫ネットの存在が知られてきたことにより、一般市民と自治会などのTNR相談が多くなりました。
20匹をこえるような多頭数の集中TNRが増えてきたので、一度に使う捕獲器が多く必要になり、毎年買い増している状況ですが、フェリシモ基金さまからの助成金で購入することができ、神戸市内のあちこちで活用しています。
私たちは、不幸な猫を増やさないために、蛇口を閉める活動をしており、その中でいくら野良猫の
TNRをしても、家庭からの遺棄を閉めない限り、この活動はエンドレスになると危惧しています。
どうすれば解決できるのか、行政と市民が協同しなければできないと思います。
これからも目標をもって、道が開けるようにコツコツ前進するつもりですので、引き続きご支援をいただけますようお願い申し上げます。
また、猫たちのために何かしたいと思われる方、あなたに合ったボランティアがあると思います。
お声をかけていただけますか。
真夏と真冬以外は、TNR活動をしていますので、ご協力いただける方、お待ちしております。
「特定非営利活動法人 神戸猫ネット」
http://www.kobenekonet.com/