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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年07月20日

「緊急災害時動物支援ネットワーク熊本」さまの活動レポート(2015-16後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:福島県(主に葛尾村、川内村、飯館村、川俣町山木屋)、熊本県

①葛尾村パトロール隊のアイドル猫クテクテ君の譲渡
東日本大震災で活動開始直後から見守って来たクテクテ君。葛尾村パトロール隊のアイドルとして 愛され、ずっと隊員さん達を癒してきた猫です。葛尾村では、来春帰村を目指し、役場機能の一部が 村に戻りました。それに伴い、パトロール隊詰所が閉鎖される事になったため、クテクテ君の譲渡 依頼がありました。無事譲渡先が決まり、こんなに甘えられる優しい家族が出来ました。
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②熊本地震支援活動
避難所に避難してすぐ、環境の変化に驚き、飼い主さんの腕から飛び出してしまい、行方不明に なっていたワンコです。4月16日に相談を受け、ポスターの作り方をアドバイスし、熊本県の 行方不明動物のリストに登録してもらい、情報の提供を待ちました。18日、益城町の避難所に 支援物資を運んでいると、「見つかりました!!近くの畑にうずくまっていました」と、家族総出で満面の 笑顔で、駆け寄って来られました。 
地震による迷子が多い中、とても嬉しい出来事でした。迷子動物のポスター貼り付け等の支援も 続けて行っていきます。
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■今後の展望
福島に出向いての活動はしばらく休止し、熊本地震の支援活動を中心に行います。
熊本での活動内容は、
・被災したペットへの物資支援(避難所等への配送、物資配布所の設置)
・迷子のペット探し
・被災したペットの一時預かり、譲渡
・被災したペットへの医療支援
・ペットとの同行避難についての相談、アドバイス
・避難所におけるペットとの同行避難調査(熊本県、熊本市と共同で)
・被災地における犬猫の過剰繁殖予防活動
・その他(需要に合わせて内容を追加、変更していきます)
最近、熊本地震後に見かけるようになった猫が出産しているという情報がいくつか入ってきて います。屋外飼育の猫をそのままにして避難しているケースもあり、野良猫化も心配されます。 今後は過剰繁殖予防活動を視野に入れ、野良猫等の情報が入った場合は、迷子かどうかの確認、 飼い主の特定を行っていく予定です。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援いただきありがとうございます。
最大震度7を2度も記録し、甚大な被害をもたらした熊本地震。東日本大震災の支援活動を続けてきた私達自身が、まさか被災するとは想像もしていませんでした。
スタッフのほとんどが被災する中、とりあえずそれぞれができることで支援活動を始めました。
まずは、動物達との同行避難の状況を調査し、県外の団体等から支援物資を調達し、避難所を 中心に動物用の支援物資を届けました。
動物達の様子を聞くと、余震のたびに吠える・震える犬、地震が起きた時にいた部屋に怖がって 入れなくなった猫等、人間同様に心のケアが必要な動物たちがたくさんいることに気づきました。
人も動物も安心して暮らせるようになるまで、まだまだ時間がかかると思います。
動物達が、飼い主さんのもとで心の傷を癒せるよう、飼い主さんと動物達が離れ離れになること なく、一緒に暮らせるような支援を心がけ、活動を続けたいと思っています。
今後ともご支援いただきますよう、よろしくお願い致します。



「緊急災害時動物支援ネットワーク熊本」
http://saigai-animal.org/
活動報告
http://kinkyu.saigai-animal.org/
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