フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:神奈川県逗子市
神奈川県逗子市池子の複数の方から猫の相談が寄せられました。
「近所の人が外の猫に子猫を産ませている。毎年交通事故で子猫が死んでいくが何とかならないか?」「空き家で母猫が子猫を育てている。どうしたら良いか?」など。。。
周辺を調査するとそこかしこで猫が繁殖しており、数か所の合計で約30頭になっています。
調査はヒアリングと共に、猫の様子や毛色などを記録していきます。
育ちざかりの子猫はよく食べる。
たくさんの猫除けを上手に避けながら暮らしています。
木陰からも・・・
葉っぱの陰にも・・・
葉っぱの陰にいた茶白猫は保護した時には事故で大腿骨が折れた状態でした。幸い治療が成功し、今は普通に歩けるようになっています。
いつも餌をもらっている場所・時間に捕獲器を仕掛けて捕獲しますが、ここのようにあちらこちらで無秩序に餌を与えたり、通いで餌を撒いていく人がいたりする場所では、なかなか思うように捕獲できません。結局2015年の終わりから数カ月にわたる作業になりましたが、24頭の手術と5頭の保護(内4頭は譲渡済)が完了しました。
猫の繁殖力は強く年に複数回産めるので、大まかですが1年で個体数は5倍になります。(♂と♀の2頭がいて、♀が年に2回4頭ずつ出産すると翌年には10頭、その翌年には50頭になります。)
通常そこまで増えないのは毎年多数の猫が死んでいるからです。
「猫が好きで・・・」と言いながら手術をせずに餌をやっている方がまだまだ多く、そうした方の周りでは多くの猫が交通事故で死んでいます。この場所は線路もあるので、かわいそうな事故が特に多く発生していました。
猫については行政による殺処分よりも交通事故死の方がはるかに多いと考えられています。こうした不幸を防ぐためにも不妊・去勢手術を進めていきたいと思います。
<ご支援くださっているみなさまへ>
私たち「NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと」は飼い主のいない猫の捕獲・手術と保護・譲渡を行っている団体です。
活動していますと「近所で猫が繁殖して臭いや糞尿で困っている」「子猫が床下で鳴いている、どうしたらいいか」などの相談がたくさん寄せられます。そしてそうした場所に伺うとほとんどの場合、毎年猫が車や列車にはねられて重傷を負ったり死亡したりしているとの情報が入ってきます。
野良猫ということで、不妊・去勢の手術費やケガ・病気の治療費を負担してくれる方がいないまま苦しんでいるケースも多く、頂いた寄付はこうした猫にとって大きな支えになっています。
ご支援頂き、本当にありがとうございます。
「湘南鎌倉猫ほっとさぽーと」
http://nekohotspprt.jimdo.com/
(活動ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/nekohotspprt