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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年07月25日

「LYSTA~動物たちに光と再生を。」さまの活動レポート(2015-16後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:福島県浜通り地方

■TNR現場より猫50匹超全頭レスキュー!
2015年11月、LYSTAシェルターがある福島県いわき市でTNRした地域猫が次々に撲殺される事件が起こりました。
すぐに保護しなければ!
シェルターがいっぱいとか、資金不足が、などと言っている猶予は無く直ちに全頭のレスキューを決意、実行に移しました。「為せば成る・・・」の言葉しかなくひたすら顔をあげてやるだけ!
12月には大方の保護は完了しましたが、警戒心の強い子がなかなか保護できませんでした。
粘って粘って2016年4月末日、遂に全頭保護完了!
レスキューの応援ありがとうございました!
これからは新しい猫生が待っています。福島、関東各地で里親様を募集しています!

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レスキューされた子が部屋いっぱいに

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保護されて緊張気味・・・

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堂々としている子も

■5年越しに家族と・・・ジョンちゃんの再出発
震災と原発事故から5年を過ぎましたが、避難を余儀なくされている方からお預かりしている子がまだリスタにはいます。そのうちの1頭、ジョンちゃんのご家族が、旧警戒区域である楢葉町への帰還が決まり、飼い主さんと一緒に今日楢葉町に帰ることができました。
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ご家族と一緒に嬉しそうなジョンちゃん

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お父さんの軽トラに乗り込むジョンちゃん


お迎え当日は、ジョンちゃん一家の門出をお祝いするような、気持ちのいいお天気でした。
ジョンちゃんの飼い主さんは、仮設住宅から毎日ジョンちゃんのお散歩にきてくれていました。
通うのはきっと大変だったろうと思います。病気で保護中に亡くなってしまう被災犬猫もいるなか、大型犬でもう13歳のジョンちゃんを元気な姿で飼い主さんにお返しすることができて、本当によかったです。
これまで長い間、ジョンちゃんを可愛がってくれたボランティアさん、スタッフさん、支援してくださった皆様、どうもありがとうございました!



<ご支援くださっているみなさまへ>
東日本大震災と福島第一原発の事故から5年が経ち、6年目を迎えました。
そしてLYSTAを始めてからは4年半が経ちました。
当初より変わらず、また新たにご支援、応援くださっている皆様に心よりお礼申し上げます。
おかげさまで以前と比べればだいぶ人手は安定してきて、過去を振り返る余裕がでてきました。
あのとき、助けたいという自分の気持ちを押し通したことにより、180度人生が変わったという思いはありますが、後悔はしていないです。
この場をお借りして、皆様にお伝えしておきたいことがあります。
被災地のシェルターとしてLYSTAを応援してくださっている皆さまには申し訳ないのですが、私はもう帰還困難区域のレスキューに入ることはないと思います。
理由は人手不足とキャパシティーオーバーが主ですが、もうひとつの理由は私自身の身体のことです。当時は後のことをあえて考えずに日々活動をしていたので、相当量の放射能を浴びていると思います。影響が出始めるといわれている5年が過ぎ、少し冷静に考えたとき、これ以上はまずいかなと思いました。ご理解をいただければ幸いです。
ただ、今も頑張ってくださっている個人ボランティアさんから保護の要請があった場合は受け入れていますしそれは今後もかわりません。現場からは一歩下がりますが、後方支援は続けていきます。

いまLYSTAでは猫約110匹、犬12頭を保護しております。
半数が原発事故関連の被災動物です。

皆さまのご支援ご協力のもと、できることをコツコツとこれからも精進してまいります。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。



「LYSTA~動物たちに光と再生を。」
http://www.lysta.org/
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