フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:飯舘村
飯舘村に残されている犬猫の給餌活動。
避難から5年を迎え、飯舘村のわんにゃんも歳をとり、高齢や病気により亡くなる子もいます。
人間が避難し家に明りが灯らなくなってから、多くの月日を犬や猫たちはその村で生き続けています。一緒に暮らしたい。でも狭くそして気も使う仮設住宅じゃかわいそう。
私たちは、そんな飼い主さんの心に寄り添って、村に残る犬猫の給餌活動を行ってきました。
■給餌の様子
嬉しいことがありました。5年ぶりにチビが家族と暮らせるようになりました。
■チビ
本当に喜ばしいことです。村に残されて5年。本当に長かったと思います。
この日を夢見ていたことでしょう!チビは本当によく頑張ったと思います!
村には去勢手術に反対の方も多くいて、しかし去勢手術をしないことは、脱走の危険や
子犬が人間のいない場所で産まれてしまうことに繋がります。
今回、山は、肛門に腫瘍が出来て、去勢手術をしないと再発の恐れもあることから、説得の末、去勢手術と腫瘍切除手術となりました。
■山くん
術後も良好だった山でしたが、残念ですが先日お星さまになりました。
一緒に育った川があちらで待っていてくれることでしょう。
山は、あともう少しで家族さんとの生活が再開されるところでした。
震災から5年様々な事がおこります。
餌場だった場所の野生動物対策をすすめても、野生動物が後を絶たず
猫達の給餌がその要因になっている事から、居つき猫への給餌は辞めざる負えない場所が出てきています。たとえ住まない決断をされた場所でも、野生動物の問題は解決しなくてはならない問題であり、住民さんの気持ちを考えると押し付けることの出来る問題では無い為に話し合いを大切に
小さな命を救えるように努力していきます。
飯舘村の方は 月日が経ち、様々な理由で帰村を諦める方もいます。
帰村しなければ、残されてしまうのは動物たちです。そういう決断をした時も、飼い主さんに寄り添っていることで、里親募集や給餌継続など様々なアドバイスが出来る立場でいることが出来れば犬も猫も幸せになれるのではないだろうかと思い活動しています。
様々な問題が山積している中での活動です。一筋縄ではいかないことが多いですがこの村に残されている子達が幸せに生きる方法を模索しながらこれからも活動していこうと思います。
<ご支援くださっているみなさまへ>
飯舘村での活動を応援してくださってありがとうございます。
震災から5年以上が経ち、周りの景色や除染 人の思いは変化し
住み続けた納屋が解体されても
犬猫は今も人のいない村で明りの無い中で飼い主さんを待ち続けています。
いつまで続くか全く見当もつかない活動です。
それでも私たちは、この村に残されている犬猫を一匹一匹お世話を続けていきたいと思います。
どういう形であれ快適に、そして幸せに過ごせる一助となる活動をしていきたいと
心がけて行っていきます。
まだまだ問題が山積みですが、動物たちのために頑張らせて頂きますので
よろしくお願いいたします。
「Jupiterの会」
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