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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年11月04日

「緊急災害時動物支援ネットワーク熊本」さまの活動レポート

フェリシモは、熊本地震の被災地域の動物保護活動の支援を目的に、当該地域で活動を行う動物愛護団体に対し、 猫部商品価格の一部である「フェリシモの猫基金」、「毎月100円 フェリシモわんにゃん基金」、 「フェリシモのお買い物ポイント"メリーポイント"による支援基金」から基金の緊急拠出を行いました。
今回はその支援先団体からの活動レポートです。
実施場所:熊本県内

◇被災猫の一時預かりと譲渡
○本震数日後、被災した飼い主が、県庁へ「自宅が全壊し、猫が飼えなくなったので助けてほしい」と申し入れしたところ、県庁から当団体を紹介されたとのことで、連絡がありました。
成猫4頭、子猫5頭を全壊した自宅で飼育しているとのこと。(家族は避難所へ避難中)
早速確認に行きました。

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※写真は、猫の安否確認と給餌をしている様子
譲渡したいとのことで、まずは保護して一時預かりし、健康診断等をすることになりました。

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※写真は、一時預かり中の猫たち

成猫4頭中、2頭はエイズ陽性、そのうち1頭は右前足を負傷、1頭は目に負傷か病気の後遺症がありました。右前足を負傷している猫は手術を行いました。
全頭、ワクチン接種、不妊去勢手術実施後、譲渡先を探すことになりました。
熊本でしばらく譲渡先を探しましたが、熊本ではなかなか見つからない状況だったため、他県にある2つの協力団体に譲渡をお願いすることにしました。
仲が良かった2頭は同じ飼い主に譲渡され、幸せそうに暮らす写真が送られてきました。
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2度の大地震を経験し、譲渡まで、色々と大変な思いもした猫たちが、新しい飼い主と一緒にこれから安心して幸せに暮らせることを祈っています。

◇臨時フード配布所の開設
甲佐町乙女地区は、避難所に指定された小学校が被災し、避難場所がなくなった地区です。
さらに、町の中心部と繋ぐ、主要な橋が3ヶ所(高速道路にかかる橋を含む)崩落し、住民は自宅にある食材を持ち寄り炊き出しをし、車中泊やテント生活で、災害直後の困難期を乗り切りました。
そんな方々に、ペットフードの心配をしなくて良いように、「臨時フード配布所」を開設して回りました。

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写真は、甲佐町第一号の美容室さんです。
高齢者や車のない方々が、たくさん利用されています。
時には、ご自宅まで届けていただいています。

当団体事務所駐車場にも熊本市内の被災者向けに支援物資配布所を開設しました。
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<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援いただきありがとうございます。
熊本では、震度7の大地震が2度も発生し、 生活が一変してしまいました。
動物たちにも大変なストレスがかかり、持病が悪化したり、 体調を崩したり、ひどい場合は死亡した例もありました。
動物たちにも、震災関連死と言われるものがあるのではないかと思います。
余震も減り、怖がることも少なくなり、ずいぶん落ち着いてきたように思いますが、動物たちにも 心のケアの必要性を感じているところです。
仮設住宅への入居も進んでいますが、吠える、室内飼育に慣れていない等の理由で、 被災家屋にペットを残したままお世話に通っている飼い主も少なくありません。
仮設住宅でペットも共に暮らせるための支援も継続して力を入れていきたいと思います。
今後も、ご支援いただきますようよろしくお願いいたします。




「緊急災害時動物支援ネットワーク熊本」
http://saigai-animal.org/
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