[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所： 福島県伊達市

２０１７年４月１日より福島県内の動物管理業務が各保健所から３ヶ所の愛護センターへ移管されました。（郡山保健所、いわき保健所除く）
長年、保健所に収容された犬や猫を保護してきた当会としては、これを機会に動物に対する愛護の気持ちを、県民の方々に持っていただきたいと強く思っているところです。

開設された愛護センターでは、殺処分を極力しないことを目標に業務がなされていますが、病気があって年を取った犬猫は、残念ながら譲渡対象にはなりません。しかも以前と変わりなく、適切な治療をする設備、獣医がいないことから命の危険も考えられましたので、４月２２日に治療とその後の里親探しのため腫瘍のある犬を３頭保護いたしました。

その後、ゴールデンは毛玉がひどかったので丸刈りにしました。



丸刈りの途中で、バリカンが壊れてしまったためSNSで呼びかけさせていただいたところ、福岡県にお住いの方が、使用していないバリカンをご寄付くださいました。



いただいたバリカンで素人ながらもなんとか丸刈りができたゴールデンです。血液検査の結果は正常値だったので、腫瘍の切除と不妊手術の経過を診ながら考えています。

黒ラブは、膀胱に血尿の原因と思われる結石が見つかったので、さっそく結石を取り出す手術と腹部（○で囲んだ部分）の腫瘍を切除しました。結石は梅干し大で、ゴツゴツと軽石のようです。それが膀胱にあり、痛かったろうと思います。



パピヨンは、すぐに手術の予約（５月１７日予定）を入れたものの、保護後に栄養が良くなったからなのか腫瘍がパピヨンの顔ぐらいに腫瘍が大きくなってしまっています。


腹部に腫瘍があり、人馴れしていないパピヨン（メス）

このように保護した動物には、すぐに治療が必要となることが多いのです。
病気になったとか、もう年を取ったからとかと捨てられたり、繁殖業者が福島県内に置き去りにしたり、また犬猫が病気になっても動物病院に連れて行かず、その時が寿命と考える飼い主もまだまだ見受けられるのが福島県の現状です。

しかしながら、捨てられたのか保健所に収容された動物の中にも里親様が見つかり幸せになった犬猫もおります。



昨年の１２月２５日（日）に新しい家族ができた"実子（みこ）"です。実子は、一昨年の福島県庁の譲渡会（保健所収容動物）で里親さんが見つからなかった唯一の犬でした。あのまま抑留所に戻すのは忍びなく当会で保護しました。保護から約１年かかりましたが里親さんが見つかりました。一緒に写っているお姉ちゃんの実家で暮らしています。お父さん、お母さん、先住犬とも仲良しです。



で、今はもうこんな感じ。毎日歯磨きガムをもらって、もうすっかりこの家（里親さん家）の家族です。

私たちは犬猫の保護と里親探しを通して、適正飼養と命の大切さを多くの人に考えてもらい、捨て犬や捨て猫が無くなる世の中が来ることを願い活動をしています。たとえ犬や猫であっても、人間と暮らす伴侶動物として幸せな一生を送ることができるような社会づくりにどうかお力をお貸しください。


＜ご支援くださっているみなさまへ＞
この度は、ご支援を賜り本当にありがとうございました。
今回の写真でご覧いただいたように犬猫の保護には、多額の医療費がかかります。
また、日々の食事（フード）も、個体によっては療法食が必要になったりして、薬を常用しないとならない犬や猫もおります。無事に里親様にお渡しするまで、また里子に出ることがかなわなかった子には、最期の時まで少しでも幸せを感じてもらえるよう活動を続けてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、皆様からのご支援で活動が続けてられますこと、心から感謝申し上げます。
本当に、本当にどうもありがとうございました。

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「さいごまで家族の会」
http://saigomadekazoku.tobiiro.jp/