CONCEPT
いま、日本では年間30,000匹以上の猫が、行政によりさつ処分されています。
そして、その大半は、野良猫の子猫です。捨てられた猫などが外で繁殖してしまっているのです。
猫の繁殖能力は強く、年に2~3回、1回に4~8匹も出産をします。
理論的には、1組の猫のカップルから、3年後には2,000匹以上にもなる計算です。
不幸なさつ処分を減らすためには、野良猫に不妊去勢手術を施し、悲しい運命をたどる命を増やさないことが、最も大切なのです。
※平成30年度環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」
また、ふんや尿による悪臭や無責任な餌やりなど、野良猫によるご近所トラブルも、社会問題となっています。
野良猫に不妊去勢手術をほどこすとともに、エサやりの管理や、ふん尿の掃除などを地域で連携して行うことで、野良猫の数とトラブルを減らしていく取り組みを「地域猫活動」と呼びます。
いま「地域猫活動」は、行政の支援なども受けながら、全国に広がりをみせています。
「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会」を目指すフェリシモ「猫部」としても、この「地域猫活動」を、応援しています。
不妊去勢手術を施された猫は、その印として耳先をV字にカットします。
少しかわいそうな気もしますが、手術済みの猫を、再び捕まえないようにするための目印です。不妊去勢の麻酔中に行うので、痛みはありません。
オスは右耳、メスは左耳をV字カットすることが多いようですが、地域によってルールは異なっています。
このように、野良猫を捕獲して、不妊去勢手術をすることを、Trap(捕獲して)、Neuter(不妊去勢手術を行い)、Return(元いた場所に戻す)の頭文字をとって、TNR活動と呼びます。
今回、企画の主旨に賛同してくださったクリエイター、キャラクターにご協力いただき、それぞれ、22種類の基金付きのTシャツとクリアファイルをデザインしていただきました。
すべて、耳先をV字カットした地域猫が描かれています。
そして、基金額はいつもよりぐっと多めです!
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