道ばた猫日記
2011年11月15日
東京湾フェリーのチバ側発着港の、みやげ物売り場の建物の前か、駐車場あたりをなわばりにしている自由猫がいます。
観光客が「でかっ」「こんな大きい猫がいるんだ」「猫?遠くからみたら猫には見えなかった」などど、口々に言って通り過ぎます。呼びかけると、彼は、大喜びでそばにやってきます。だれかれかまわず、ひとが大好きなのです。
彼の名を「せいいちさん」と教えてくれたのは、港内の中華料理店の女の子でした。「みやげ物店にせいいちさんという人が勤めていて、そのひとにそっくりだから」とのことでした。
その港にいくたびにせいいちさんをなでなでしていたのですが、どうやら、せいいちさんは、このごろ、恋の招き猫として人気急上昇らしい(笑)。もともとはこの界隈のノラで、彼女を追いかけてここにやってきて、港のひとにすっかりなつき、ここに安住して5年。
すぐ近くの景勝地が「恋人の聖地」第1号となったとき、恋招きのお守り猫グッズのモデルとなったのでした。それがいつのまにか、せいいちさんを撫でると、恋がかなうといううわさに。
おお、私は何回撫でたことか。喜んでいたら、せいいちさんを可愛がっているみやげ物店の人がこうつぶやきました。「せいいちが恋の招き猫なら、ここ(みやげ物店)が独身だらけのはずがないいんだけどな・・・」って。
せいいちさん、これ以上有名になって、つながれたり、帽子をかぶらされたりしないでね! でも、この港でのゆったりした可愛がりぶりをみると、心配なさそうです。
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