よい連休をお過ごしでしたか?
私は、5日のこどもの日に、友人の友人が持っている小さな個人牧場で、乗馬を楽しんできました。そこには犬も猫もいると聞いたので、勇んで出かけたのでした。
着いてびっくり。猫は、保護したての子猫2匹で、そのこたちを文字通りなめるように可愛がっていたのが、ドーベルマンだったのです!
ドーベルマンは獰猛というイメージがあったのですが、牧場のジャクソンくん( あ、雌だったかも・・)は、なんとも気立てのいいフレンドリーなワンちゃんでした。子猫2匹は、木の梢に、ビニール袋に入れられて吊るされていたそうです。たまたま馬に乗っていたので、その高さだから、弱弱しい啼き声に気づいたのだそうです。遅れていれば、カラスの餌食になるかしていたでしょう。こんな捨て方(どんな捨て方をすればいいというわけでもありませんが)をした人には、はげしい憤りを感じます。
保護されて1週間の子猫たちは、かわいい盛り。ジャクソンが守っています。牧場の3人のお嬢さんたちは2匹を手放したくないそうですが、お父さんは、里親を探すかどうか思案中。わたしは、きっとあの2匹は牧場の猫になるとにらんでいます。馬と犬と猫。こんなすてきな組み合わせはめったにありませんもの。こんど行ったときには、大きくなった猫たちとドーベルマンが走り回っているところを見たいものです。
犬と猫。相性しだいで、かなり仲良くなれるようです。以前、このブログで紹介した、「雲を眺めるのが好きだった猫」のミュウミュウが我が家にやってきたときは、ジャムという雑種の犬がいました。目やにで目がつぶれていたミュウミュウはジャムに寄り添って離れませんでした。最初は困った顔をしていたジャムも情が湧いたのか、せっせと目やにをなめとってやるお母さんぶりを発揮。
半年して、ミュウミュウが避妊手術を終えて帰ってきたときには、「大変だったね、こわかったね」とばかり、一日寄り添って顔をなめていました。
ジャムが亡くなるときには、当時いた猫たち6匹が神妙な顔つきで周りを取り囲み、まるで「お世話になりました」とお別れを言ってるようでした。
犬と猫のあいだには、私たちが思ってる以上の細やかで濃密な情が通い合うことがあるのかもしれません。 摩訶不思議、犬猫の仲。
写真
道ばた猫日記ライター紹介
佐竹 茉莉子(さたけまりこ)
フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『猫との約束』『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」、辰巳出版WEBサイト「コレカラ」にて「保護犬たちの物語」を連載中。
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猫は大好きな私。
でも犬は苦手・・・。
けれどそんなことを言ってる自分が恥ずかしい。
ほんわかしつつもいつも佐竹さんのブログには考えさせられます。わんちゃんのなんて温かい表情。
いつも素敵な写真とお話ありがとうございます。
by よーこ 2012-05-09 00:14
佐竹さんのところのお犬と猫にゃんだからこそ
犬猫仲良くできたんじゃないのか、
と思えるエピソードですね。
牧場のところもそう思えますね。
愛情あふれる人たちに出会うとそういうことになるんですかねー。
摩訶不思議ですね~。
by しのりゅう 2012-05-10 15:02
ウチにもトイプーと猫いますけどとっても仲いいですよ。
いつもぴったりひっついて寝てます。(笑)
by くりしゅな 2012-05-10 18:37
我が家も猫犬おりますが、犬が先にいる場合、受け入れて仲良くなりやすいのかなと思いました。f(^_^)我が家は猫が先でして、犬は近づきたいのに猫は嫌みたいです。二匹一緒に添い寝してくれる日を夢見ています。
by ととこ 2012-05-13 11:52
うちは最初雑種の犬がいました。
犬が11歳の時、子猫を保護し、そのまま飼いました。
猫は犬と遊びたがっていましたが、犬はおじいちゃんだったので猫を相手にしていませんでした。
その犬が亡くなり、猫が寂しそうに甘えてくる事が多くなりました。
そんな中、チワワの子犬を迎える事なりました。
今では猫とチワワが2匹で、家中追いかけっこしてます。
犬と猫って、相性にもよるんでしょうけど、仲良くなれるんですね^^
by あゆにゃんこ 2012-05-16 15:35