みにゃさまこんにちは。猫部、副部長のMです。
フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」のメニューやフェリシモ猫部オリジナル猫グッズについている「猫基金」、毎月100円「わんにゃん基金」を通じて、みにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ、「にゃんだーガード」さまより、活動レポートが届きました。
(報告期間:2011年4月より 現在も継続中)
震災から二年以上がたち、震災直後の混乱・緊急事態を脱した今もなお、被災地には3,000匹以上の犬猫が取り残されたままになっています。
全ての犬猫を被災地から救出し飼い主さんの元へ返すことが一番の目的ですが、保護施設の収容能力に限りがある以上、飼い主さんから保護依頼のあった子や衰弱・怪我等緊急な状態にある子を優先して保護せざるをえません。
被災地に取り残された犬猫の多くは不妊手術がされておらず、過酷な環境の中でも繁殖し、住居への侵入・破壊等の被害が増大すると問題視する向きもあります。
また過酷な環境での妊娠・出産・育児は母体の健康を損ない、生まれた子供は他の動物のかっこうの餌となったり、十分な栄養も与えられないまま育つことになります。
そこで当団体では、今まで随時獣医さんに持ち込んで行っていたTNR(Trap捕獲・Neuter不妊手術・Return元いた場所へ戻す)を重点活動として定期的に行うことにしました。
シェルター内に手術室を設けて獣医を招き、捕獲からリリースまで数日間をかけ、不妊手術とともに駆虫処置やワクチンの接種も行います。
8月・10月・12月と3回実施し、各回約60匹の犬猫を手術しました。
これによりこの春の繁殖数をかなり抑えられたことと思います。
来年度も継続するとともに、シェルター内の手術室を充実させて将来的には動物愛護福祉病院として地域のペット医療に貢献したいと考えています。
10/8TNR時の手術中の様子です
この時は獣医2名・脳外科医1名・来年獣医になる方2名と豪華メンバーでした
参加ボラさんは準備から最後までのべ150人
12/8TNR時 手術待ちの猫たちです
保温と落ち着かせるために毛布等をかけています
こちらも12月度分 一匹ずつにタグをつけて管理します
1本目は鎮静剤・2本目は麻酔・3本目は抗生剤
右下に貼ってあるのはワクチンのシールです
<ご支援くださっているみなさまへ>
震災から二年以上がたち、世間の関心も薄れつつある中でのご支援、本当にありがとうございます。
フェリシモ基金からいただいた支援金は、シェルターで保護している犬猫の医療費として充てさせていただきます。
被災地には私達が確認しただけで約3,000頭の犬猫が取り残されており、人のいない街で生き抜いています。
まだまだ福島は終わっていません。
どうぞ今後もご支援よろしくお願いいたします。
にゃんだーガード