みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」のメニューやフェリシモ猫部オリジナル猫グッズについている「猫基金」、毎月100円「わんにゃん基金」を通じて、みにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ、「人と犬猫との共生を考える ハッピーテール」さまより、活動レポートが届きました。
(実施期間:平成25年1月~5月)
ハッピーテールは「不幸な犬猫たちを減らしたい!」という思いで集まった、少人数の民間のボランティアグループです。
保健所に収容された犬や猫のお世話、引き取りと飼い主探しをしながら毎月「猫の譲渡会」を行っています。
野良猫の避妊去勢手術の助成制度をもうけ、TNR活動の推進をしながら捕獲器やケージの貸し出しやアドバイス、多頭飼育のお宅へ行って避妊去勢手術の手伝いをしたり、ひとりひとり地道な活動をしています。
・現在の保護頭数は犬が9頭。猫は41頭。
・今年に入ってからの新たな保護数は犬3頭、猫は3頭。
譲渡された犬2頭、猫は4頭。トライアル中猫が2頭。
・亡くなってしまった犬が2頭、猫が2頭でした。
今年の冬は譲渡数が伸びず、新たに保護することが難しい状況でした。
★幸運のタッキーくん、翼くんのお話
ハッピーテールがボランティアに入っている保健所で、昨年12月迷い犬として収容された健康状態の良くないミニチュアダックスが2頭いました。
(管理所で過ごす2頭)
同じような状態のダックスが何頭も立て続けに収容され、繁殖業者の放棄ではないかと考えられました。
頬に穴があくほどの口内の炎症で酷い口臭があり、一度貰い手がつくも翌日に返却されて、そのまま収容期限が切れ、3月とうとう殺処分されることに・・・。
(ボランティアさんに甘える翼くん)
人手が足りず引き取ることが出来ない状況で、もう助けてあげられない・・・とボランティアさん達があきらめかけていたとき、施設の都合で処分が一週間延期され、その一週間で2匹の運命が変わりました。
2頭のダックスの預かり先が見つかったのです。
一頭は県外の方、もう一頭は県内でも遠方の方でハッピーテールの保護犬となりました。
ダックスたちは、翼くん、タッキーくんと名付けられ預かりさん宅で幸せな生活が始まりました。
(穏やかな表情のタッキー君)
ひどい状態だった歯も全て抜いてもらい、すっきり。
この度のご寄付の中からからタッキー君の抜歯費用を使わせて頂きました。
優しい方のお宅で暖かいベッドで寝られる、幸せな生活。
さらに幸運は続き、4月HPを見た方からタッキー君譲渡希望が来たのです。
無事正式譲渡となり、タッキーくんは幸輝(コウキ)くんという素敵な名前をもらい優しい家族の一員となりました。
一方、翼くんは優しいボランティアさんのお宅で、必要な治療を受け別犬の様に可愛いワンちゃんとなって幸せに過ごしています。
★被災猫たろうくんの話
昨年の元日、ゆめまるHAPPY隊さんから被災猫のたろうくんを預かりました。
(大きな体のたろう君)
福島県南相馬市小高区蛯沢字源蔵迫で保護した男の子です。
ピンクのノミ除け首輪をしていました。
とても人なつこく甘えん坊のたろうくん。震災からの9ヶ月間ひとりで心細かったことでしょう。
震災後の生活の中で感染してしまったのか、血液検査の結果残念なことに、猫エイズが陽性でした。
口の中に出来た腫瘍の切除をし、その後糖尿病を患っていることも分かり、療法食を与えながらスタッフ宅で穏やかに過ごす毎日。
甘えん坊のたろう君、スタッフが部屋に入るとすぐ寄り添ってくるとてもかわいい猫でした。
たろう君にとご支援くださった方もいらっしゃいました。
お別れは突然だったそうです。
今年の3月寒い夜に、スタッフの布団に入って毛布にくるまって一晩一緒に寝た翌朝、突然倒れ、そのまま息を引き取りました。
スタッフが必死でさすっても何をしてもだめで、心筋梗塞のような状態だったようです。
(スタッフのお膝で甘えるたろう君)
たろう君、震災辛かったね。たくさん頑張ったね。
飼い主さんの所へ戻ることはできなかったけど、最期を優しい人と過ごせて良かったね。
ありがとう。またいつか会おうね。
<ご支援くださっているみなさまへ>
皆さま、ご支援ご協力ありがとうございます。
頂いたご寄付は犬猫の医療費やフード代に使わせて頂いております。私たちは、仕事や子育て、家事をこなしながらの女性ばかりのグループですが少しでも出来ることをしたい!と、日々ひとりひとりが活動しております。