みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」のメニューやフェリシモ猫部オリジナル猫グッズについている「猫基金」、毎月100円「わんにゃん基金」を通じて、みにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ、「一般社団法人 にゃんだーガード」さまより、活動レポートが届きました。
(実施期間:平成23年4月~)
今年3月9日、富岡町で保護された茶白のオス猫さんがいます。仮名は「うに」。シェルターに来た初日からボラさんたちにスリスリしていく人馴れした子でした。
4月7日、飼い主さんが一家そろって確認にシェルターに来た時、「あ!ボスだ!ボスだ!」と言われて、自分からみんなのほうに歩いていき、お父さんに名前を呼ばれると、とことことお父さんのほうへ。そしてお父さんの足に頭をごんごんと押し付けていつまでも甘えていました。
半分あきらめつつも探し続けてくれた飼い主さんと、飼い主さんを忘れずに2年間生き抜いたボス。
生きて再び会えたのは、過酷な環境の中給餌に行ってくれるボラさんや、保護動物サイトを作り問い合わせに対応してくれるボラさん、シェルターでお世話をしてくれるボラさん、全国から物資や資金を送ってくれる皆さんのおかげです。
当団体ではこれからも命を繋ぐための給餌、被災地からの保護と飼い主・里親探し、繁殖を抑えるためのTNR活動、被災地の今を伝える写真展と、「動物助けは人助け」代表本多のこの信念の下に、飼い主さんとその家族である犬猫のために活動していきます。
<ご支援くださっているみなさまへ>
フェリシモ基金へのご協力まことにありがとうございます。基金よりの寄付金は、保護動物の医療費として使わせていただいております。
震災から二年以上がたちましたが、被災地の復興は未だ遠く、被災者の生活も安定していません。そんな中でも飼い主さんは「うちの子」を探し続け、その子も飼い主さんを待ち続けているのです。
残されたペットは野生化していて見つかっても元通りの生活はできないなどとも言われていますが、にゃんだーガードでこの3月に飼い主さんがわかった犬1匹・猫2匹は、皆最初から人馴れしていました。そして飼い主さんも自分の名前も忘れていませんでした。
まだ巡り会えない飼い主さんとペットのために、これからも活動へのご支援をよろしくお願いいたします。
一般社団法人 にゃんだーガード