みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」のメニューやフェリシモ猫部オリジナル猫グッズについている「猫基金」、毎月100円「わんにゃん基金」を通じて、みにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ、「緊急災害時動物支援ネットワーク熊本」さまより、活動レポートが届きました。
(実施期間 福島:平成23年3月~ 熊本:平成24年7月~ )
○福島での活動
☆犬猫の安否確認と給餌(飼い主からの依頼、放浪)
葛尾村、浪江町、川俣町、飯館村、川内村、南相馬市小高区において、のべ1,849頭(犬190頭、猫 1,659頭)の犬猫に対し、安否確認と給餌を行った。
☆犬猫の過剰繁殖防止活動
犬23頭、猫593頭の不妊去勢手術を実施した。
内、当団体が不妊去勢手術の為に捕獲した猫は349頭。
※不妊去勢手術は複数団体で連携して行っている為、捕獲、搬送、手術に伴う補助作業等で当団体が手術に関わった頭数すべてを記載。
☆新しい飼い主探し 子猫5頭を譲渡
☆他、飼い主へのペットフード支援、迷子札装着運動、ワクチン・駆虫等の医療支援、飼い主からの相 談、犬のお散歩支援等を行っている。
2012年9月 飯館村 (上)ここで、8月に18頭の猫を確認した。(後日19頭目も確認)飼い主と話をし、全頭不妊手術を実施することとなった。食器は壊れた雨どいだった。(下)食器としてトレーを支援したところ、飼い主さんからお礼のメールが届いた。小屋の中も徐々に整理整頓され、不妊手術も進んでいる。
不妊去勢手術の為の猫の捕獲と搬送
不妊去勢手術を終えた猫のリリース
2012年12月 震災後1年10ヶ月という長期に渡り、自宅に繋がれたまま飼い主の帰りを待っていた犬。スタッフの説得により、去勢手術を受け、仮設住宅に迎え入れることになった。
(上)手術後、飼い主の受け入れ準備ができるまで、一時預かりをしてくれた方と犬。
(下)一時預かり先で、飼い主の訪問を喜ぶ犬。現在は、仮設住宅で飼い主と共に暮らしている。
●今後は、同様の活動を継続しつつ、仮設住宅等で住民と犬猫が安心・安全に暮らす為の支援として、しつけ教室や適正飼養等の講座の開催、犬猫の過剰繁殖防止活動を継続していく為の福島県民ボランティアの募集、育成を計画している。
○熊本での活動
・熊本広域大水害時、被災した子猫4頭を保護(1頭譲渡済み)、また同行避難している飼い主へペットフード支援を行った。
・猫11頭の不妊去勢手術を実施
<ご支援くださっているみなさまへ>
皆様からのご支援心より感謝申し上げます。
私たちは、これからも被災地福島で、自宅で避難中の飼い主の帰りを待つ犬猫たちの安否確認と給餌、及び、犬猫の過剰繁殖防止活動(年間1000頭、2年で2000頭の不妊去勢手術実施目標)を中心に活動を続けます。また、観光地等で猫の過剰繁殖が深刻化している熊本県でも過剰繁殖防止活動を強化したいと考えていますので、今後ともご支援いただきますようお願い申し上げます。
緊急災害時動物支援ネットワーク熊本