わんにゃん支援活動
2014年03月14日
みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。 フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「アニマルレスキューシステム基金(ARSF)」さまより活動レポートが届きました。
(実施期間:2013年6月~2013年12月)
(実施場所:神戸市(監視事業)、福島県(クリニック事業)、全国規模(メディア戦略))
◆神戸
2013年4月末をもって神戸市での6年半に及ぶ繁殖予防クリニック事業を完全に終了し、その後は繁殖による処分数の急激なリバウンド防止のための現場監視と、各区の処分数推移を毎月注視している。
特に、処分数がクリニック開業前に比べ90%減少した灘区では、既に保健所にノラ仔猫を持ち込む住民が4人(過去1年)にまで減少し、そのうち1名の住民が年5回と連続的に持ち込んでいることが判明した。そこで、法律上対応する義務がないと主張する神戸市に、直接現場に出向き、状況確認を行い、過去7年間の地域社会の愛護的な変化を理解した上で、当該住民に捕獲と手術に同意してもらうよう働きかけることを強く要望している。現段階で神戸市は一度現場確認を行い、ARSFの協力のもとでこのような行政の現場での特例的繁殖予防対策が可能か検討していると回答した。(神戸市動物管理センター)
ちなみに、ARSF予測による2013年度の神戸市のノラ仔猫処分数は、2012年度(1242匹)比で微減の1160匹(-82匹)。
・バンブー君。未去勢で傷だらけ。スペイクリニック(不妊去勢手術専門病院)といっても、18匹の大繁殖現場を見つけてしまった善良なる市民に高額な請求をする他院に連れて行くようには言えない。18匹すべてを捕まえて連れて来てくれたことに、クリニック側が感謝してバンブー君の継続治療を受け入れた。
・この日の何匹目だろうか。ひたすら単調な作業が続く。もうすぐ1400匹だ。遠藤先生、大竹さん頑張れ!
◆福島
手術数682匹(6月1日~11月30日)中、304匹が対策強化エリアから。
他に30匹以上の連続的な動物遺棄案件の予防に取り組み始めた。また遺棄は本年9月に改正された動愛法44条の規定に違反する犯罪行為であるため、現場でクリニックスタッフによる啓蒙活動も展開し始めた。
・県外から来ているボランティアさんたちのお迎え時間。この日は千葉県と静岡県のボランティア二組が飯館村を担当。村に動物たちを帰してから、また長い道のりを運転してそれぞれの県に帰っていく。震災直後に何もしてあげられなかったから...と謙虚なボランティアさん。ARSFがこういう人たちを積極的に助けることで、結果多くの動物の犠牲を予防できている。連携こそが重要なのだ。
<ご支援くださっているみなさまへ>
震災義援金の不適正な使途や長期間にわたる内部留保問題を、一人でも多くの国民に知ってもらうため、ARSFでは調査事業(アニマル スタッツ)として、本年6月から本格的に「緊急災害時動物救援本部(東京)」を調査。海外のメディア関係者の助言を参考に、当該団体が阪神大震災時の義援金の余剰金から3000万円を秘密裏に有価証券(投資信託)の購入に充て大損失を出していたことを突き止め、各メディアに記事化するよう強く働きかけました。 毎日新聞(8月27日関西圏、28日全国)
ARSFでは今後もメディア活用による動物寄付金に関する情報リテラシーを展開し、不適正な義援金使途を予防・改善させる監視プロジェクト・団体を立ち上げる準備を検討しています。
例)米国のNPO監視団体 Charity Navigator, Guide Star, BBBなどがある。
福島での活動の記事→神戸新聞(10月5日)
今後の掲載予定 取材済) Japan Times、朝日新聞
「団体名 アニマルレスキューシステム基金(ARSF)」
http://www.animalrescue-sf.org