[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

　5月初めの写真展示のため、久しぶりに訪れた神戸。路地散策は１～２時間でしたが、たくさんの町猫さんたちに会いました。



　夕暮れ、通りを横切って、ビルのすきまに入っていく黒猫。

　あっ！と心の中で声をあげてしまった、不思議な風景でした。　これだから、神戸って素敵！

　黒猫は、まさに、地下にあるBARの看板（写真右上）のシルエットの中に帰っていくところ、としか思えませんでした。。顔の小ささ、尻尾の長さ、スレンダーな手足・・・・そっくりだったのです。黒猫が看板の中に戻ったら、看板の猫のシルエットは、グレーから黒になったのか、確かめてはいませんけれど。

　また、手ぬぐいやさんのある小さな路地では、キジトラに遭遇。でも、通る人は、誰も猫に気づいていません。なぜなら、猫は、こんなところにいたから。



　そう、三角屋根の上です。どうやってそこにのぼったのか、これまた、不思議な光景でした。キジトラは、耳カットされていたので、地域猫のようです。

　そして、こんな看板に誘い込まれて入った、路地裏のイタリアンの店には・・・・・。



　可愛い猫が待っていました！　店と同じ名前の「チャーリー」ちゃん。



　小ぶりの愛らしいキジトラの女の子です。段ボールハウスの中から顔をのぞかせて、まさに「箱入り娘」。チャーリーちゃんは、夜が更けるほど活発になるそうで、7時8時は、まだウォーミングアップの時間帯のようです。

　オーナーシェフのかたのお話では、2年前、段ボールにきょうだい2匹入れられて捨てられていたのを、店のお客さんが「飼ってくれないか」と、つれてきたとか。マスターが、元ノラを飼ったこともある猫好きだということを、よく知ってのことでした。

　「即決でした．もう、こんなにかわいかったんですから」と言って、マスターが見せてくれたケイタイの写真の、チャーリーちゃんの子猫時代といったら、赤ちゃんリスのような小ささと愛らしさ。（おにいちゃんの白黒ねこも、その後すぐに、貰い手が見つかったそうです）



　一応、猫嫌いのお客さん来店時のために、店内には、大きなケージハウスが置いてあるのですが、「使ったことはまだありません」とのこと。
　猫好きのお客さんに囲まれて、のびのびと店猫生活を楽しむ、神戸の路地猫チャーリーちゃんでした。
　居心地よく、とてもおいしい店なので、　この次来た時は、深夜にハッスルするチャーリーちゃんとゆっくり遊んでみたいな～と思っています。

　猫は、自ら、生まれた町を出ることはできません。人間の手で移動させられない限り、生まれた町や村が、わが町、わが村。同じ町や村で暮らす人間に寄り添って生きていきます。

　猫たちが「わが町」「わが村」を愛し、、それぞれに安心して暮らせるように。そんな思いを込めた写真展示を、今日から、丹沢連峰が見える町、秦野の町角にある小さな美術館で開いていただきます。お近くのかたは、ぜひ、お立ち寄りくださいね！

　「わが町わが村」
　佐竹茉莉子写真展・・・5月27日～6月1日　　11時～18時（最終日17時まで）
　　　　　　　　　　　　　　　　神奈川県秦野市寿町６－１９　丹沢美術館
　　　　　　　　　　　　　　　　丹沢アートフェスティバル参加
（※スタッフ注：日程を修正しました）