わんにゃん支援活動
2014年07月20日
みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。 フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援 」、毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「一般社団法人動物 救護隊にゃんだーガード」さまより活動レポートが届きました。
(実施期間:2013年6月~2013年11月)
(実施場所:福島県田村郡三春町及びその近隣地域)
6月 いわき写真展
7月 隔離部屋増設・横浜写真展・札幌写真展・旭川写真展
9月 猫屋敷TNR(25匹捕獲 うち21匹不妊手術)
10月 横浜写真展
11月 複数団体及び個人連携による保護&TNR活動
現在のシェルターでの保護数:犬1匹・猫106匹
この半年間も、被災地への給餌活動及び飼い主さん依頼を主とした保護活動を続ける一方、改修工事等シェルター環境の向上と保 護キャパシティ拡大に努めてきました。
非常に申し訳なく残念なことですが地域からの苦情により、保護犬を他団体へ委譲・一時預かりさん宅にお願いした結果、現在シェル ターにいる犬は一匹となり、今後は猫に特化した活動を行うこととなりました。
◎写真1 シェルター猫部屋
猫部屋では相性の良い数匹ずつが自由に暮らしていますが、皆が食事中にダイエット中の子を隔離したり、隔離部屋を卒業した新入 りの子がこの部屋になじむまでの間用にケージもあります。 隔離部屋では二週間の間一匹ずつケージで管理し、体調を観察すると共に伝染病の蔓延を防いでいます。
被災地での給餌は命を繋ぐために大事なことですが、ただ餌をやるだけでは繁殖という別の問題に拍車をかけることになります。
放浪している犬猫の減少や人間を知らない世代が増えたこともあり、昨年度のような大規模なTNR(捕獲・不妊手術・元いた場所へ 戻す)は行えませんが、被災動物に限らず地域全体の問題として、犬猫のTNRや不妊手術の普及に取り組んでいきます。
◎写真2 9月にTNRした猫屋敷
また 自宅に残された子たちには、環境の整備が重要です。
給餌や給水と合わせ清掃や日よけ雪よけなど、環境整備にも努めています。
◎写真3 I村の飼い犬の犬舎製作
餌は飼い主さんが通って与えていますが、飼い主さんの許可を得て犬小屋のまわりに囲いと床を作り、少しでも寒さをしのぎやすい ようにしました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
フェリシモ基金へのご協力ありがとうございます。 震災からもうすぐ3年がたとうとしていますが、被災地の方々はまだ元の生活に戻れていません。
人間を知らない世代が増える一方、あの日以来放浪し必死に生き延びてなお、いまだ飼い主さんを忘れていない子たちもいます。 家族同様であるペットと共に暮らせる日がまた来るよう、それまでの間命を繋ぎ巡り会えるよう、にゃんだーガードは活動を続けてい ます。
収容数約100匹の大規模シェルターを基盤とし、ただやみくもに餌をばらまくのではなく、地域や動物の環境も考えた活動をと心がけて います。 どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
「一般社団法人動物救護隊にゃんだーガード」
http://nyanderguard.org/