[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

　猫だって夏休み！　先週のアウトドア派の猫たちの引き続き、今週は、インドアの猫たちの夏をご紹介しましょう。



　東京下町。昔ながらの駄菓子やさんの奥で、店番をしているのは、チャッピーちゃん。里親募集でここにもらわれてきて１３年。貫録たっぷりの看板猫です。 　夏休みは子どもたちの出入りが多くて、忙しい毎日でしたが、「チャッピーには夏バテなんて無縁。食欲旺盛の毎日です」とお母さんのお話。何よりです。

　

　住宅街角にあるカフェの出窓で、きょうも目の前の空地を眺めているのは、猫日記「まだらちゃんの恋」でご紹介した、まだらちゃん。変わらず、憂愁をたたえたいい女っぷり。　最近は、店内にいることも多くなり、お客さんたちに可愛がられているそうです。

　

　この町の名物のひとつにもなってしまった、小さな路地の商店街にある青果店の看板猫レタスちゃん。私がはじめて会ったのは、もう１０年ほど前ですが、その頃といささかも変わらぬお気楽ぶりとお達者ぶり。桃やパイナップルなどフルーツの匂いに囲まれた空き箱での午睡は、レタスちゃんにとって、最高の別荘タイムなのでしょうね～
　　　　　　　　　　

　猫日記「がんばったこあちゃん」でご紹介した、美容室ジャムのこあちゃん。難病を克服して、体調も良好。こんなにきりりとしたハンサムに成長しました。ずっと里親募集を続けていましたが、どうやら美容室になくてはならないアイドル猫としておさまったようです。お客さん大好きの彼、「８月は暇だにゃ」と、ぼやいていました。

　

　喫茶店「カフェ・ド・アクタ」の黒猫ネロくん（猫日記「ネロくんの秘密」でご紹介）の夏休みは、それはにぎやかなものでした。ニンゲンの兄弟ユイトくんとチセイくんが里帰りしてきたのです。久しぶりに３きょうだい揃って、毎日一緒にドタバタと遊んで、ちょっとお疲れモードのネロくん。でも、あっという間に帰って行った兄弟二人。ちょっぴり寂しいネロくんですが、もうすぐニンゲンの兄弟がひとりふえるんですって。待ち遠しいね！

　

　猫日記「キュートすぎる店長さん」でご紹介した喫茶店「きじとら亭」のあずきちゃんは、いまや漆黒の毛並みを持つ美女に。でも、このピカピカの瞳に店内で会うことはできなくなってしまいました。マスターの都合でキジトラ亭は８月１５日で閉店しました。あずきちゃん、おうち猫として、健やかにしあわせに！

　

　夕方の下町商店街で、店じまい後の蕎麦店内を、ふと見ると、こんな可愛い猫と目が合いました。カゴの上に乗っていたので、ぬいぐるみかと思ったほどです。美味しいと評判の店だったので、数日後食べにいきました。大繁盛で、とても店のかたと猫のお話はできませんでしたが、とても感じのよいご夫婦で、このかたたちに可愛がられている子猫は幸せだと得心して帰ってきました。

　さて、最後にクイズです。段ボールから覗く夏休み姿のこの子はいったい誰でしょうか？

　

　この子の初めての夏は、波乱に富んだものでした。９月の猫日記で救われたこの子の今をお伝えします。お楽しみに。

　みなさまも名残の夏を楽しんで、お元気に９月をお迎えくださいね。