[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「南相馬にゃんこはうす」さまより活動レポートが届きました。

(実施期間：2013年9月～2014年2月末日)

(実施場所：福島県一帯、福井県一帯）

2013年9月からは、当団体にとって大変な時期でした。
9月に福島県郡山市の公共施設に捨てられた子猫がパルボを発症し、当日兄弟の中の1匹が亡くなりました。
　その後、兄弟は回復し、その他の保護猫たちには感染は認められませんでしたが、シェルター内の大規模な消毒、清掃には一カ月の時間を有しました。


≪タミフルを投与し、前回のご支援で購入した酸素室を使い管理後残りの子猫３匹は回復し、全員が新しい家族の元で暮らしています。≫

　そして、11月には、にゃんこはうすの前景であり、福島県と同時に活動を行っている福井県で、代表である私の旧自宅に（現在は南相馬在住）25匹もの猫が遺棄され、福井県のメンバー及びに福島県のメンバーが力を合わせ、全頭保護しました。

　しかしながら、遺棄され発見までに3日間、遺棄された猫たちは衣装ケースや、段ボール箱に閉じ込められており、ほぼ全頭が極度の衰弱と脱水と猫風邪の状態ということで入院、治療、看護が必要でした。
　遺棄された猫たちは１４匹が福井県での保護、2匹が早期に里親様の元に、残る状態の悪い9匹が南相馬にゃんこはうすで保護することになりました。
　保護後も衰弱が酷かったので、避妊手術がなかなかできず、そこに猫風邪が入り、妊娠していた猫たちは重症化し、年末年始に緊急入院、緊急手術になった子たちが数頭になりました。


≪保護され、安心した顔でミルクをあげているテレサちゃんです。≫

　ママ猫も子猫も助けるのが難しい状態でしたが、帝王切開で、子猫4匹を未熟児ながら取り出し、人間の手で授乳となりました。
　その後、ママ猫は回復してきましたがまだまだ予断は許さない状態だった為、子猫はスタッフの手の元、24時間体制で育てました。

　　 　遺棄事件に関して
今回、福井の警察署から鑑識等も来てくれ、犯人の特定に尽力を尽くして下さり、犯人の確定に至りました。
　しかしながら、動物愛護法の遺棄には当てはまらないと言う判断で、犯人の元飼主に対しては警告だけと悔しい結果となりました。


≪大熊町で保護した小桃ちゃんに里親さまが決まりお嫁入りしました。≫

＜ご支援くださっているみなさまへ＞

今回、パルボや大量の遺棄事件による猫の保護でいつもの倍近くの医療費が必要となってしまいましたが、物資や医療費ともに無事乗り越えられたのも、皆さまからの応援・支援があってこそと考えています。皆様本当にありがとうございました。

「南相馬にゃんこはうす」
http://www.nyankohouse.net/