[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主 探し支援」、毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「 地域猫啓発団体ねこ☆にゃらーず」さまより活動レポートが届きました。

(実施期間：2013年9月～2014年2月末)

(実施場所：愛媛県松山市および近郊市町村)

野良猫の数が20頭近くになった公園の地域猫化を、公園管理局と行政の許可の元進めました。 公園は山の上にあり野生動物も出るところ。子猫は野生動物に食べられるのか、生まれてもほとんどが長く生きられずに死ん でしまうようで、成猫ばかりの公園です。
エサやりさんはとても多いのですが、一部の非常識なエサやりさんが公園敷地内に猫のドライフードの袋の中身を丸ごとぶち まけて置いておくなど迷惑行為が続き、エサやりさんと管理局とのトラブルが絶えませんでした。そのため初めは猫に対して 好意的だった公園管理局の人達も段々とエサやりさんへの怒りが「猫がいるから悪い」という気持ちに変わり始めていました 。エサやりさんを捕まえるために管理局の人達が公園に徹夜で張り込んだこともあったそうです。
公園に猫達のTNRと地域猫化を持ちかけた時は、管理局の人達がまさに猫を憎むようになる寸前の所でした。
初めは「すべての猫に不妊・去勢手術をするなんてできっこない」と、半信半疑だった管理局の人達も私たちが毎日公園に通 い、1頭づつ捕獲し手術していくうちに「お疲れ様です。遅くまでごくろうさま、夜も遅いし気をつけて！」と声をかけてくれ るようになり、猫の存在を認めてくれるようになりました。
エサやりさんとの課題はまだありますが、管理局側の対応も柔軟になり現在は安定した状態です。 2月末までに公園の猫たちメス８頭、オス8頭（合計17頭）をTNRできました。



この白黒のオス猫は一番警戒心の強い子で、さらにほかの猫が捕獲機で捕まるところを何回も見てしまったため、捕獲器にも入らず捕まえるのに非常に困難と根気がいった子です。
一ヶ月以上この子にターゲットを絞り、捕獲機に工夫を凝らしてやっと捕まえました。



譲渡会は屋外でしているので、冬の譲渡会はとても寒いです。猫は寒くないようにケージ内に毛布を敷いてホッカイロを入れます。さらに風が入らないようにビニールでできた手作りのカバーをかけて、まるでビニールハウスのようにします。なので猫たちはとても暖かいです。周りにいる人間は寒くてブルブル震えながら譲渡会をしています。



元捨て猫で、保護時には両目が潰れていました。手術して目が開いたものの片目が半開き状態。
性格はとても良いのですが、目は見えているものの半開きでは里親さんが決まらないかも・・・と思っていたのですが、優しい里親さんと巡り合うことができました。今でも里親さんから頻繁にお便りが来て、ハチゴの幸せな様子を伝えてくれます。

＜ご支援くださっているみなさまへ＞

　応援してくださる皆様に支えられて、TNRや猫達の譲渡会を開催することが出来ています。 心よりうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
　当団体は数名のスタッフで活動しているため、大掛かりなレスキューはできませんが、地域と密着したかたちで、自分たちの 足元で困っている猫達を助けていきたいと思っています。

地域猫啓発団体ねこ☆にゃらーず
http://blog.goo.ne.jp/neko-nyarazu