[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「一般社団法人　清川しっぽ村運営委員会」さまより活動レポートが届きました。

(実施期間：2013年9月～2014年2月末)

(実施場所：神奈川県内)

■印象的なエピソードとしては
ジュンちゃんというワンコが里親さんのもとへと卒業した次の日に、しっぽ村へお手伝いに来てくださっている学生さんから連絡が！家の前で3本足のワンちゃんを発見！厚木市の住宅街を彷徨っていたようで急きょしっぽ村で保護させて頂きました。まさか次の日にこんな出会いがあるなんて。チラシを8千枚配りましたが有力な手掛かりがつかめず。





元の飼い主のもとへと戻してあげたいですが、今ではその温厚な性格からしっぽ村のムードメーカーさんになりました。

■今後の展望としては
被災動物の一時保護だけでなく、東日本大震災により被災した地域をはじめ県内の不幸な境遇にある猫のTNR活動（Trap：捕獲→Neuter：不妊去勢手術→Return：元の場所に戻す）に尽力したいと考えております。
現在の飯舘村(福島県)でのTNR活動は提携する団体さんや現地入りするボランティアさんによって実施されておりますが、手術を必要とする猫の絶対数からみても遂行できる数はごくわずかであると言わざるを得ない現状です。
動物愛護活動に協力的な病院への搬送を例にあげても、相馬郡飯舘村で捕獲した猫を白河市の病院まで搬送すると片道 約2時間30分かかります。手術を終え捕獲した場所でリリース。丸一日で搬送できる頭数は多くありません。繁殖期を迎えると誕生するいのちは決して幸せな環境下で産まれたとは言い難いものです。

不幸な境遇で産まれるいのちを無くすために効率の良い活動力が必須です。TNR活動にも尽力したいと考える当団体ですが、今日まで活動実績はほぼ無いと言えます。
そこで、清川しっぽ村運営委員会では猫の去勢・不妊手術に特化した医療車の購入、運行に動き出しました。運行に際しては獣医師をはじめとする有資格者の同乗が欠かせませんが、現在 数名の獣医師に相談、協力要請中です。診察台(手術台)、無影灯(または照明器具)、圧注入調整装置、麻酔気化器関連装置、滅菌装置と医療装置も必要に応じて装備した車両です。
運行範囲は福島県をはじめ、県内を予定しており人員的調整がつけばこの範囲にとどまることもありません。医療車の運行が無い日は清川しっぽ村内での医療施設の一室として活躍することが期待できます。

＜ご支援くださっているみなさまへ＞

不幸な境遇にある犬ねこの未来を想う同志の行動によって始まったしっぽ村活動も、2年目を迎えることが出来ました。これは、ひとえに清川しっぽ村運営委員会の会員の皆様をはじめ、活動にご賛同くださる支援者様のご協力によるものです。
皆様の動物の一生を慈しむ気持ちの舵取りを担わせていただいている清川しっぽ村ですが、実際にレスキューを必要とする犬ねこの総数からみると、救助を遂行出来た数は実に少ないのが現状です。実数の公表は控えさせていただきますが、不幸な境遇で誕生したいのちの殺処分の対象とされる数は年々減少傾向にあるものの、実に驚くべき数であることは皆様も心を痛めてるところではないでしょうか。
清川しっぽ村活動は不幸な境遇にある犬ねこの保護、里親さん探しの活動に尽力するとともに、皆様のお気持ちを可能な限り具現化出来るフィールドを創り上げることに力を注ぐ活動でありたいと考えております。全国にある犬ねこ保護施設と比較しても、しっぽ村で保護(収容)可能な頭数は少ないと言えます。私、個人的にはもっと、もっと受け入れを行ない一頭でも多くのいのちを救助したいと気持ちははやるばかりです。
しかしながら、施設のキャパシティや日々のお世話に関わるボランティアさん、スタッフの確保は何より優先すべき事案であることです。人的バランスを間違うとしっぽ村活動は困難を極めるでしょう。救える数と実情を思うと、毎日が実に歯痒いと言わざるを得ません。
幸いにも新しいスタッフに恵まれ(現在 研修中)たしっぽ村活動です。

活動は人！ 先にもお伝え致しましたように、気持ちのある方の気持ちを具現化するところで在りたいと思う清川しっぽ村です。皆様に支えられて活動することが出来る清川しっぽ村ですが、スタッフ(人員)の増加にともない、活動範囲の拡大を予定しております。

「一般社団法人　清川しっぽ村運営委員会」
http://ameblo.jp/ananan223/