猫又トリップ
2015年01月14日
はじめまして、猫写真家のケニア・ドイと申します。
今日からフェリシモ猫部で新連載「
猫又トリップ
」を担当いたします。
愛猫家にとっての一番の願いは、猫がしあわせに長生きをしてくれること。
タイトルの「猫又」は、妖怪や化け猫の形容ではなく、「長生きして私たち人間を惑わして欲しい」との願いをこめています。
世の中にはご長寿猫もいると言うけれど、なぜ長生きできているのでしょうか? 食生活? 生活環境? それとも遺伝??
そんな疑問を抱いた著者が、15歳以上の猫にフォーカスし、取材旅行(トリップ)をしていきます。
記念すべき第1回は、この連載を執筆するきっかけにもなった、うちの猫「こじろう」について。
うちの猫「こじろう」は、スコティッシュ・フォールドの16歳。
年齢に関係なく、生まれたときから動きが鈍い、いわゆる"どんくさい"男の子です。
性格はおっとりしていてマイペース。そしてなによりも食べることが大好き。
スコティッシュはみんなこんな感じなのかな?
もともとは嫁の連れ子(猫?)で、人物撮影を専門にしていた私が猫にハマり、猫の写真を撮るキッカケを与えてくれたのが、こじろうでした。
一般的に長生きするのは、純血よりも雑種、オスよりもメスだと聞いたことがあります。こじろうは純血の男の子なので、16歳は長生きしている部類。
でも、健康か? っていうとそうでもありません。こじろうは朝晩2回のインスリン注射が欠かせない「糖尿病」患猫なのです。今では、隔週で動物病院に通い、血液検査をしています。若いころは7kg近くあった体重も4.5kgまで落ちてしまいました。
猫の体重管理は家族のつとめなので、これからもしっかり見守っていこうと思います。
糖尿猫であるこじろうの食事は、もちろん療養食。
朝8時、療養食の糖コントロール(カリカリ)を規定量。
夜17時半、ウエットタイプの糖コントロールか腎臓サポートとカリカリを少量。
夜にはおやつタイムがあります。
うちには、こじろうのほかに、三毛猫の「れい」(4歳・女の子)がいます。
れいのごはんも同じ時間ですが、こじろうとは場所を分けています。
れいには市販のおいしいにきまっているカリカリをあげているので、脚力の落ちたこじろうが登れない高い場所に用意しているのです。
たまにそれを下にこぼしたりすると"ササーッ"ってこじろうがやって来てパクっと(笑)。
まぁ、それぐらいは許しましょう。
去年まではこじろうより1歳年上の「ぶんた」という黒猫(アメリカン・ショートヘア)が一緒に暮らしていました。(享年15歳・男の子)。
2匹はライバル関係にあり、本気のケンカをすることもしばしば。
体はこじろうの方が大きいのに、負けるのは決まってこじろうの方(笑)
それでもちょっかいを出し続けるこじろう。
自分でケンカを売っては負けるの繰り返しは、学習能力ゼロ! 懲りないこじろうなのですが、そこがまたかわいかったりするのです。(←親バカあるある?)
人間も動物も、「ライバルの存在」は長生きする上で重要だと思います。
ふと、うちの嫁のおばあちゃんの話を思い出しました。
「ゴラッー! Kのババァがぁー!」
嫁の実家のお隣さん、Kさんの悪口を毎日言っていたというおばあちゃん。
ある日、Kさんがお亡くなりになると、そのときからおばあちゃんの元気がなくなってしまったそうです。張り合いがなくなるとはまさにこのことなんですね。
ぶんた亡き今、こじろうのライバルはれいにとって変わりました(笑)
年の離れた妹にいつも寝込みを襲われ、なめられ、「もうーイヤー!」ってニャゴニャゴ文句を言う、張り合いのある日々を過ごしています。
「れいちゃん、いつもこじろうを襲ってくれてありがとねー!」なんて言ったらこじろう怒るだろうなぁ。
でも、確実にれいとのじゃれあいが、こじろうのご長寿に貢献してくれている気がします。
こじろうには一日でも長く元気でいてほしい、それが私の願いです。
そのために何をすればいいのか知るためにも、
お隣の猫生活を見てみたいし、
ご長寿猫の暮らしが知りたい。
そんなわけで、ご長寿猫探訪をはじめていきたいと思います。
ご長寿猫のこんなことが知りたい!というご質問があれば、ぜひコメントをお寄せください!
猫写真家
ケニア・ドイ
ケニア・ドイ ファースト写真集『
ぽちゃ猫ワンダー
』(河出書房新社)好評発売中
写真
ケニア・ドイ
1972年兵庫県生まれ。ほとんど犬猫カメラマン。著者に「ぽちゃ猫ワンダー」(河出書房新社)、「じゃまねこ」(マイナビ出版)がある。新刊「ご長寿猫がくれたしあわせな日々~28の奇跡の物語~」祥伝社より絶賛発売中。現在、黒背景で行うペット撮影会「ドイブラック」を全国で展開中。
連載スタート、おめでとうございます!
記念すべき第一回は、もちろんこじろうくんですよね。
ご長寿ニャンコにも糖尿病患猫にもみえない、ベビーフェイスのこじろうくん。
れいちゃんとともに、ますます元気でいてね!
これからも連載楽しみにしています!
by cheeco 2015-01-14 17:34
とても楽しみにしています♪
by おぷち 2015-01-14 17:37
連載開始、おめでとうございます!
ご長寿猫さん達の生態楽しみにしてます!
うちのニャンズにも長生きしてもらわねば。
by マコチン 2015-01-14 17:49
はじめまして。
先代の猫はオスの茶トラ雑種?(元ノラ)で、18年生きました。
あの時のライバルは子供だった私と弟だったのかな?なんて読んで思いました。
今はオスの長毛黒猫(多分雑種)がいて、今年10歳になります。
連載楽しみです♪
by 楓 2015-01-14 17:53
我が家では2匹の猫の里親になり、
2匹目猫の最期は目が見えなくなり聴力も失い、真っ直ぐ歩けなくなって
2週間19歳10ヵ月で天に旅立ちましたが
天真爛漫なマイペースの女の子で健康体で病院も予防接種以外は殆ど通院せず
飼い主孝行をした猫さんでした。
こじろう君16歳まだまだヤング、れいちゃんとたっぷりストレッチしてね♪
「ご長寿猫さんの生態」興味深く、今から楽しみにしています
by イクラ 2015-01-14 18:42
わが家のメス猫(雑種)は24歳まで長生きしました。昨年8月に亡くなりましたが、7月までは元気に室内を歩いていました。健康で大らかで、優しい性格のお姉さんという感じの猫さんでした。
連載を楽しく読ませて頂きます!!
by こず恵 2015-01-14 19:17
新連載おめでとうございます。
ご長寿猫の秘訣めっちゃ気になります!
これから楽しみにしています!
by しましま 2015-01-14 20:03
連載スタートおめでとうございます!
我が家のご長寿猫は 享年20歳と10カ月でした。
純血腫の女の子で、ライバルも無く女王様育ちでしたが・・
(決して“お嬢さま”ではなく“女王さま”)
私の母が大きな手術をする為の入院中に、急に衰弱し
無事、手術が終わった翌日に病院で付き添い中だった私が
帰宅するのを待つように、腕の中で旅立ちました。
母の悪いモノを全て持って行ってくれた気がします。
↑それが無ければ、もう少し長生きしてくれたのでは無いかな、と思っています。
by みゆう 2015-01-14 21:55
大好きなこじろうくんを沢山見ることができて幸せな気分にひたっております。
こじろうくんに惚れ込んで小太郎を買ったけどヤッパリ小太郎も鈍くさいですよ。ケージの上に飛び乗ってケージ足を挟んだり爪を出してガシガシ音を立てて走ったり、走ってて止まりきれなくて顔をぶつけたり…とにかく鈍くさい。
また。こじろうくんが見れるかと思うととっても嬉しいです!ありがとう~
by くれあ 2015-01-14 22:02
連載スタート、おめでとうございます!
とても楽しいタイトル&コンセプトですねっ!
ご長寿の秘訣や、可愛いお写真、楽しみにしています(*^^*)
うちも持病があるので、こじろうくんに励まされました!
by †Sakura† 2015-01-15 03:48
朝からほっこりさせていただきありがとうございます。
猫も人もはりあい(適度な緊張)が体内を活性させると感じました。
今からはりきって仕事します。
by だーしま 2015-01-15 09:54
猫又トリップ♪いいですね。
うちのねこさんは18歳、だんだん認知気味になりトイレを失敗したり、水が入っているお皿には手を入れて自分のほうにひっぱってから飲みます。。。
でももうすぐ猫又になってくれると思うので(笑)楽しみです。
by fuwafuwa 2015-01-15 11:37
まさに、猫又!
我が家のお嬢さんは、4月に20才になります。バンコク生まれで、シンガポールに転居、今は日本在住。飛行機に乗ったり、検疫所暮らし・色々な検査という、かなりなストレスを乗り越え、ご長寿です。性格は、シャム猫らしく、甘えん坊で、激しくて、キツく、女の人大嫌いをがっちり通しております。マイペースなのが、
by しぃふぁ 2015-01-16 09:16
うちの愛息だいちは、たぶん生まれてまもなく拾ってきた雑種で、ただいま18歳だそうです。
というのも2年前に結婚したダンナの連れ子(笑)なので。。。結婚するまではイヌ好きだった私ですが、仕事で留守がちにダンナよりも私に甘えてくれる姿に、今はすっかりメロメロで、少しでも長生きしてくれるといいなぁと願っています。
まだまだ猫についてよく知らない私ですので、他の猫さんのお話を参考にさせていただきたいなと思います。
by びーと 2015-01-16 23:43
>cheecoさん
第一声ありがとうございます。頑張ります!
by ケニア・ドイ 2015-01-18 16:48
>おぷちさん
ご期待に添えるよう頑張ります!
by ケニア・ドイ 2015-01-18 16:49
>マコチンさんちのニャンズはまだまだ若いけど、今から気をつけることもあるんだと思います。
それをこれから探って行きます。
by ケニア・ドイ 2015-01-18 16:53
>楓さん
はじめまして。共感していただける記事になっていたでしょうか?
私は大人になってから猫を飼い始めたので、ちょっと羨ましいです。
by ケニア・ドイ 2015-01-18 16:57
>イクラさんの猫への愛情が伝わってきました。19歳10ヶ月、すごいです。
by ケニア・ドイ 2015-01-18 17:00
>こず恵さん
24歳とはご長寿でしたね。うちもあやかりたいし逆にお話を伺いたいです!
by ケニア・ドイ 2015-01-19 00:11
>しましまさん
ありがとうございます。頑張って秘訣を探して来ます!
by ケニア・ドイ 2015-01-19 00:13
>みゆうさん
コメントありがとうございます。
純血腫でライバルの存在もなく育たれたのですね。興味深い…。
うちの黒猫ぶんたも、私たち夫婦が子猫の世話に追われていたときにあっさり逝ってしまいました。
自分たちの負担を減らすようにね。
なんか猫ってそんなとこってありますよね。
by ケニア・ドイ 2015-01-19 00:18
>みゆうさん
コメントありがとうございます。
純血腫でライバルの存在もなく育たれたのですね。興味深い…。
うちの黒猫ぶんたも、私たち夫婦が子猫の世話に追われていたときにあっさり逝ってしまいました。
自分たちの負担を減らすようにね。
なんか猫ってそんなとこありますよね。
by ケニア・ドイ 2015-01-19 00:19
>くれあさん
こじろうファンでいてくれてありがとう。これからも大切にします。写真はたまにしか撮らないけど(笑)
by ケニア・ドイ 2015-01-19 00:22
>†Sakura†さん
ありがとうございます。
やりたいテーマをフェリシモ猫部でやらせてもらい大変光栄です。
次回もお楽しみに!
by ケニア・ドイ 2015-01-19 00:25
>だーしまさん
そうなんです。私もこの連載が毎週書き上げれるのか緊張の連続です。
その先にはきっと…
私も張り切ってやりきります!
by ケニア・ドイ 2015-01-19 00:31
>fuwafuwaさん
猫も認知症になるんですね。こちらも気になるテーマです。
それともこれが猫又一歩手前の状態なのか?楽しみです(笑)
by ケニア・ドイ 2015-01-19 09:55
ケニアさん、新連載おめでとうございます!
まだまだ猫飼い初心者の私ですが、長女のココがそろそろ7歳とシニアの入口が見えつつあります。
ほかの子達と喧嘩しつつ、ずっと元気でいるのが当たり前の様な生活をしてますが、
いつかは病気になったり、治療で病院に通ったり、いのちの灯が消える時が来るのがまだまだ考えられません・・・
ケニアさんはじめ、こちらにコメントされる諸先輩方から
猫たちのために勉強していきたいと思っています。
次も楽しみにしています!
by ゆてたにゃん。 2015-01-19 20:44
>しぃふぁさん
二十歳おめでとうございます。(まだか)
大移動だったんですねー。シャム猫は大きなストレスに強い、とメモメモ…
by ケニア・ドイ 2015-01-20 00:25
>ぴーとさん
うちと同じ連れ子パターンですね!しかも私も犬派でした。
私自身の猫飼い歴は10年なので、まだまだわからないことばかりです。
これからいっしょに探求してもらえれば嬉しいです。
by ケニア・ドイ 2015-01-20 00:34
>ゆてたにゃんさん
お祝いの言葉、ありがとうございます。
どうすれば健康に長生きするのか?
ということを考えていけるような連載になればと。
by ケニア・ドイ 2015-01-20 00:40
連載スタートおめでとうにゃ~
猫さん好きの人達にはたまらないです
我が家には4匹のにゃん子がいますが毎日運動会やら喧嘩なのかじゃれ愛やらわからないですが楽しい毎日を過ごしています
まだまだ若いにゃん子達ですがいずれは年を取っていきます
これからの過ごし方の参考にしていきたいと思います
宜しく
by ぽみぃ 2015-01-21 15:05
>ぽみぃさん
ありがとにゃー。
頭数は偶数が良いのか奇数が良いのかも追って行きたいと思います。
これからもよろしくお願いします!
by ケニア・ドイ 2015-01-23 15:51
うちのねこは現在20歳です\(^o^)/ヨレヨレですけど、まだまだ元気ですよ!
by よぴさん 2015-08-18 17:32
我が家の猫も小次郎です。同じく16歳。(だけどメスで雑種)今のところ病気もなく、近所の猫とも負けずに縄張り争いをし、元気に過ごしています。毎日「元気で長生きするんだよ。」と言ってます。それが効果を出しているのかな?(笑)
by ひろぴー 2016-08-21 13:25
これは猫のご飯出さないと
いけませんね!
by 出頭航 2020-02-05 19:57