わんにゃん支援活動
2015年02月14日
みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポ イントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口100円「フェリシモわんに ゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「湘南ねこの会」さ まより活動レポートが届きました。
(実施場所:神奈川県平塚市を中心とした近隣区域)
この時期はノラ猫のTNRに、保護・譲渡に忙しい半年でした。23頭のノラ猫をTNRしました。
同じ地区で、全頭不妊・去勢手術をしたにも関わらず、また、新しい猫がどこからともなく流れて来て、子供を産んで・・・の繰り返しで、なかなかTNR終了とならない地区もあります。
また、餌を与えている人の協力が得られず、なかなかTNRが進まず、出産が繰り返され、頭を悩ませている地区もあります。
今後、どうやって住民の協力を得るかが、課題となります。
【S町のノラ猫TNR】
ずっとTNRに取り組んできたS町のある地区で、最後のノラ猫が捕獲されました。喜んだのもつかの間、数か月後にはまた、新たなノラ猫が流れて来て、出産しました。
この半年間に41匹の子猫を保護し、33匹が譲渡されました。 どうしたわけか、成長の悪い子猫が多く、通院、入退院を繰り返した子猫も数匹、亡くなった子も2匹います。
【ちゃー助】
1匹で道端で鳴いているところを保護しました。生後10日ほどでした。
先天性の病気を持っていて、色々な動物病院にかけましたが、生後1ヶ月にならないうちに亡くなりました。
生後2週間位で里親さんが決まったのに、なかなか健康状態が安定せず、やっと元気になった時に、FIVキャリアであることが判明した子がいます。しかし、里親さんは、ずっと成長を見守ってきた子だから、もう、他の子をもらうことは考えられません、とその子を引き取ってくださいました。
病気の子猫が多いと、治療費もばかにならず、湘南ねこの会は、未だかつてない財政難に陥っています。今後はフリマにもっと力を入れて、収入アップを図りたいと思います。
保護猫41匹の中に、全員FeLvキャリアの三きょうだいがいました。里親探しが難しいので、本来なら、元いた場所にリリースするのですが、その場所が河川敷の過酷な環境なので、リリースするのがためらわれ、隔離部屋で生活させています。この子たちの生活費もどこから捻出するか、頭の痛いところです。
【保護猫三きょうだい】
生後3週間程度で保護しました。最初は元気に離乳食を食べていましたが、成長が悪く、体調を崩し、入退院を繰り返しました。 一番奥の子は、突然死してしまいました。手前の子はFIVキャリアでしたが、理解ある里親さんにもらわれました。
また、保護中に室内で事故に遭い、下半身マヒになってしまった子猫もいます。1日に4~5回、排せつの介助が必要です。この子も里親さんを探すのが難しいので、会として生涯世話をしていかなければなりません。
【下半身マヒのキャサリン】
事故で下半身マヒになったキャサリンです。最初は上体を起こすことすらできませんでしたが、3ヶ月近く経った今では、移動も自由です。 元気に遊び、腕の力だけで、ソファにも上れます。長生きできるように、大事にしたいと思います。
このようなケースはこれからも出て来るものと思われます。会としての対応をどうしていくかが今後の課題です。
<ご支援くださっているみなさまへ>
皆様、いつも湘南ねこの会に暖かいご支援をありがとうございます。
私どものような小さな会が、何とか活動して行けるのも、皆様のご支援があってこそです。1匹でも多くの猫を幸せにしたいと思い、活動していますが、なかなか理想通りにはいかないこともあります。
でも、努力は必ず報われると信じて、頑張っていきたいと思います。
「湘南ねこの会」
http://shonan-nekonokai.com/