猫又トリップ
2015年03月11日
扉を空けるとそこは猫国であった...。
「エリザベス」、「マーガレット」。名まえの候補は2つ。
考えに考え抜いた結果、子猫のアメリカンショートヘアの女の子は「たまこ」に決まった。(え!なんで?!)
「見ると意外に鼻ぺちゃで和風な顔立ちだったから」と飼い主のひろみさんは笑う。
誰が鼻ぺちゃやねーん!(怒)
一人暮らしをするのを機に実家でも飼っていた猫を飼おうと決めていたひろみさんは、フリーペーパーの「子猫譲ります」コーナーで「たまこ」さんと出会い、それから15年をともに過ごしてきました。
現在15歳のたまこさんですが、いままで大病もなく、健康そのものとのこと。
「そういえば3年ぐらいワクチン注射してないかも?!」
ひろみさんはおほほと笑う。
ここで私は前回取材した動物病院の先生の「ご長寿猫を飼っている飼い主さんは大らかな性格が多い」との言葉を思いだしました。
「これか!これのことか!」(笑)。
「お、おい!」たまこさんのヘン顔。
ほんとは玉が好きだから、たまこさん?
大きな窓。それがこの家に引っ越すキメ手だったとか。
カサカサ音に吸い寄せられやってきました(笑)。
朝ごはんは6時半、出勤する間際に少し足し、夜は19時、寝る前におやつのシーバと計4回の食事。
現在与えているカリカリは「ピュリナワン」の15歳以上のもの。ウエットフードもたまに与えているそうです。
一時5.5kgまで成長したときはダイエット食を導入したことも。
現在体重4.2kg。食欲旺盛な日々。
食欲?あります!
水を求めて...
え?そっち側から飲むの??
人見知りもなく、抱っこも膝に乗るのも大好き、病気に関しては手のかからないたまこさん。ひろみさんの育て方に長生きのヒントを探ってみましょう。
これが15歳のわがままボディーだ!
「遊ぼうと言われる前に遊んであげる」「食べたいときに食べさせる」「わがままにさせる」のがひろみさんの猫育て術。
そんな超ド級の「箱入り娘」に育て上げた結果、今冬ついに「早く布団を開けたまえ」といわんばかりの顔でコタツの前で堂々と待つという、わがままっぷりを発揮したそうです(笑)。
大らかに笑ってのびのびとわがままにさせること、それに応えて尽くすことがたまこさんの長生きに繋がっているのでしょうね。
そんなひろみさんの思いを知ってか知らずか、毎晩ベッドにやってくるたまこさん。腕のなかで丸まれば、どんなわがままも、この先許してくれるみたいですよ。
抱っこ大好き!わがまま大好き!
水を前脚ですくって飲みます。
ああー!
お水をひっくり返しました。
で、でも許しちゃう!!(ひろみ談)
ケニア・ドイ ファースト写真集『
ぽちゃ猫ワンダー
』(河出書房新社)好評発売中
写真
ケニア・ドイ
1972年兵庫県生まれ。ほとんど犬猫カメラマン。著者に「ぽちゃ猫ワンダー」(河出書房新社)、「じゃまねこ」(マイナビ出版)がある。新刊「ご長寿猫がくれたしあわせな日々~28の奇跡の物語~」祥伝社より絶賛発売中。現在、黒背景で行うペット撮影会「ドイブラック」を全国で展開中。
ヘン顔可愛すぎ(笑)
by しましま 2015-03-18 12:07
しましまさん
あれはたまこさんではなく「よしお」です!
ということにw
by ケニア・ドイ 2015-03-19 11:07