みにゃさま、おはようございます。
「猫なんかよんでもこない。」監督の山本です。
初の作・演出舞台 本日3日目の公演です。
映画は、お芝居が気に入らなければ途中でカットをかけたり、あとで
良い表情だけを編集したり、音楽をつけたりと 色んな加減が出来るんですけど
舞台はLIVEですからねぇ。途中で「カット!」とか絶対言えないし...。
お客さんに少しでも伝わるようにと
毎日祈るような気持ちで俳優たちを送り出してます。
今日は映画「猫よん。」出演の猫のお話。
ご存じの方も多いと思いますが「猫なんかよんでもこない。」には
クロってオス猫(黒猫)とチンってメス猫(ハチワレ)が出てきます。
子猫だった二匹を主人公の兄貴が拾ってきて。
大人の猫になって行くまでが描かれるので
映画には大中小のクロとチンを沢山の猫たちが
各時代ごと 演じ分けてくれています。
その中でも一番ちっちゃかったクロとチンを演じてくれたのがこの2匹
撮影していた時は3ヵ月くらいだったのかなぁ...
(宣伝にも使われているこの写真の頃です)
イメージ通りのカワイイ兄弟だったので即決したんですけど
とにかく落ち着きがない!当たり前ですよねぇ 子猫なんだもの...
撮影現場のアパートの中を とにかく走る走る。毎日大運動会で
カメラのフレームに全くおさまらない。5秒間ジッとしてて欲しいのに
3秒もジッとしていない。「あと2秒フレームの中にいて!」と
お願いしても聞いてくれない‥(当たり前ですよねぇ)
カメラマンが走る2匹をとらえるべくカメラを振り回すもんだから
フォーカスをおくっていた撮影助手が(ピントを合わせる人)突き指をするという事態まで‥。
それはもー思い出しても毎日がとにかく大変な撮影だったけれど
なんだかんだ、疲れたスタッフを癒してくれる、愛くるしい2匹でした
その頃は、まだ名前がなかったのでチビチン・チビクロって呼ばれてたんですが
実は撮影が終わったあと、超猫好きのスタッフの一人が飼いたいと言い出し
スタッフの家の猫ちゃんになったんです。
名前も変わって、チビチンは「ミルク」チビクロは「黒酢」だそうです。
比較的最近の写真がこちら
おっきくなったなーとしみじみ。めちゃワンパクだそうで
未だに、部屋の中で運動会をしているらしい。
いつかまた会いたいなぁと思いつつ。
劇場に向かいます!来週また。
映画『猫なんかよんでもこない。』とは?
「大人が泣ける猫漫画」として注目されている元ボクサーの漫画家、杉作さんによる人気漫画作品「猫なんかよんでもこない。」が「グッモー・エビアン!」の山本透監督の手によって実写化された映画作品です。2016年1月から 公開。
監督:山本透《大泉洋「グッモー、エビアン!」、藤原竜也「探検隊の栄光」》
脚本:山本透・林民夫《「永遠のO」「藁の盾」「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」等》
制作:ダブ《「100回泣くこと」「トワイライトささらさや」「ヒロイン失格」等》
出演:風間俊介/つるの剛士/松岡茉優/市川実和子 ほか
★2016年1月 TOHOシネマズ新宿 ほか 全国公開!★
◎公式サイト http://nekoyon-movie.com/
写真
猫よん。ブログ ライター紹介
山本さん
1969年、東京生まれ。山崎貴監督をはじめ数多くの監督に師事。05年に映画『幸せになろうよ』で監督デビュー。
主な監督作に『キズモモ。』(08)、『グッモーエビアン!』(12)、『YOSHII CINEMAS』(13)など。
最新作に、藤原竜也主演映画『探検隊の栄光』(10/16公開)、演劇集団 UNCHANGED旗揚げ公演
「In the Sky with☆ダイアモンド」の監督・脚本も手掛ける。(9/30~10/4 @劇場HOPE)