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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2015年11月11日

「釧路アニマルレスキュー RedHeart」さまの活動レポート(2014-15後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:北海道釧路郡

私たちは北海道釧路市を拠点に活動する
動物保護グループ(非営利団体)
「釧路アニマルレスキューRedHeart(レッドハート)」です。
毎日多くの犬猫たちが身勝手な飼い主によって、保健所に持ち込まれるなどの飼育放棄をされています。
"人間のエゴによって強制的に終了させられてしまう命を少しでも救いたい"
そう一心に願う仲間たち数名で北海道釧路を活動拠点に、2011年4月立ち上げた動物保護ボランティアグループです。
人間の勝手な都合によって奪われていった命にも幸せになる権利はあったはずです。言葉を話せない動物たち・・・。
彼らに代わって彼らの権利を尊重し、現代に訴えていきます。
飼い主を失った動物たちの新しい飼い主(里親)探しを中心に、譲渡会などの地域活動や飼育放棄などの啓発運動を行います。
「殺処分ゼロの街・釧路」を目標に日々活動を続けています。

まだまだ寒さの厳しい2月、毛艶も悪く痩せて両耳が半分壊死した猫ちゃんを保健所よりレスキューしました。

写真1.jpg
どのような経緯でこのような状態になったのかはわかりませんが、人懐こいので元々は飼い猫だったのだと思います。
北海道の冬は非常に寒さが厳しいので、家猫がなんらかの理由で外に出てしまったのだとしたらとても過酷な毎日だったでしょう。
今では耳の傷口もふさがり、毎日暖かいお部屋で過ごしながら、新しいご家族を待っています。
(その後、新しいご家族と出会う事ができ、無事に卒業いたしました:2015年11月追記)

  私たちは「保護」はもちろんの事ですが、「保護をする子たちをいかに少なくするのか」ということにも重点を置いて活動しています。この半年間は特に保健所に持ち込まれる『飼育放棄の原因』を考え、それを世間に知ってもらい、同じことが繰り返されないように啓発に力を入れて活動を行いました。
持ち込みの理由としてとくに多いのが「飼い主が高齢になったから」「一人暮らしの飼い主が入院した・施設に入所した」というものです。本人の知らない所で、関係者や身内の方が保健所に連れてくるという事も・・。
飼う時にはどうしても見逃しがちな「自分に何かあったら」という事態を想定してほしく、譲渡時のアンケートにも具体的に回答していただき、後見人などをつけていただく場合もあります。

先日、譲渡予約会で片目のない保護猫(仮名ルナ)に応募があったのですが、アンケートを送っていただく段階でこのようなメールが届きました。

写真2.jpg

(メール一部抜粋)----------------------------
冷静に考えた結果、譲渡は希望しない事にしました。
年齢も60歳になり一人暮らしのうえ後継人も居ません。現在飼っている猫も19、18、15歳犬は12歳と高齢になり、色々手がかかるようになりました。
目が不自由だと貰い手がつかないのではと思ったのと、犬に慣れていると言う事で行ってしまったのですが、ルナちゃんが今のうちの子のように長生きしたら私は80歳近くなっています。
元気で居たいとは思いますが何があるか分かりません!本当に申し訳ありません!
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このメールをいただいて、本当にこの子の事を真剣に考えてくださった結果だと思いました。
当会では60歳以上の方には後見人をお願いしているのですが、「まだ若いから大丈夫」と気分を害される方もいます。
そんな中、時間をかけて考えてくださり、今、自分が飼育している犬や猫の事も再確認していただいたようです。この半年間に啓発活動に力を入れた結果が少し現れ始めたきっかけとなったと思います。
 「申し訳ありません」と書かれていますが、真剣に考えてくださり感謝しています。
その後、仮名ルナは素敵なご家族に出会い、愛情をいっぱいに受け、先住猫さんとも仲良く暮らしています。

これは年齢関係なく誰にでも起こり得る事なので、「私は若いから大丈夫」と他人事のお話ではないのです。

  この方のように少しでも「自分に何かあったら」と飼う時に考えてくださる方が一人でも増えてくれるように、レッドハートでは『保健所へ持込みSTOP運動!!』と題して、"うちの子カード" "うちの子ノート"というカードを作りました。万が一の事があった時の為にお願いできる人を探しておきましょう、という啓発に力を入れ、保健所という選択肢を未然に防ぎ、不幸な犬猫を減らしていくために、譲渡予約会でポスターを貼り出したり、パンフレットと共に"うちの子カード" "うちの子ノート"を無料配布したりしておりますので、お近くの方は是非もらいにいらして下さい。

写真3.jpg

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写真5.jpg

そうすることで、行き場の無くなった子たちが保健所へ持ち込まれることがなくなるように・・。 今後も誰でもできる活動を提案していき、 保護をして譲渡をするだけではなく、根本的なところから「殺処分ゼロ」に向けて、啓発物の作成・展示などを積極的に行っていく予定です。

<ご支援くださっているみなさまへ>
皆様の温かいご支援、心よりお礼申し上げます。
頂いたご寄付は、医療費やフードなどの消耗品代として大切に使わせていただきます。そして皆様一人一人のご支援が、当会の活動と保護動物の支えとなっております。
これからも色々な課題が出てくるとは思いますが、皆様のお気持ちを無駄にしないように活動していきたいと思います。
1匹でも多くの命がつながっていくように会員一同頑張りますので今後も応援をよろしくお願いいたします。


「釧路アニマルレスキュー RedHeart」
http://kushiroredheart.org/
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みにゃさまのコメント

教えて下さい。私の住んでるアパートの物置小屋の下に子猫が昨夜から鳴いてます。
どうしたら、いいかわかりません。私のアパートでは、飼う事も出来ないので、どうしたら、良いでしょうか?
教えて下さい。

by HAKU 2022-07-08 17:48