岩津さんに聞く!
2015年12月04日
みにゃさま、こんにちは。岩津です。
今回は、兵庫県の姫路でワインショップと整体院を営む山根さんご夫妻のお宅にお邪魔しました。
いっしょに暮らしている5匹の猫さんたちが今までひとつもトラブルなく(叱ったこともなく!)、平和に暮らしているという珍しいケースで、その秘訣はどこにあるのか教えていただくためです。
猫が増えても良いように、と購入した猫のためのおうちで5匹はのびのびと暮らしていました。入るなりなんとも心地よい調和の取れた雰囲気です。
まずは5匹の紹介から。長女のよんちゃん11歳。
炎天下の河原にいるところを発見し保護。肉球が焼けていたそうですが、今はきれいに治っています。おっとりさんで、超マイペース派。1日20時間は寝ているそう。
長男くぅ君7歳。
徳島の保護団体よりやってきました。タキシードと白ソックスがクールな性格にお似合いです。留守中の様子を山根さんにテレパシーで伝えてくれるそうです。何を教えてあげてるの?と聞くと、「いろいろ・・・」と少し人見知り。
次女ちゃみちゃん6歳。
こちらもくぅ君と同じ徳島の保護団体からお迎えしました。おしゃべり大好き女子。粗めの舌と剛毛で、全身を使っておもてなしをしてくれます。
肉球も真っ黒の次男、むぅ君5歳。
大阪の保護団体よりやってきました。控えめでお兄ちゃん気質。ちょっと優しすぎて気を遣いすぎて疲れる時があるそうです。
末っ子、ぼぅ君2歳。
生後半年くらいの時、身体はガリガリ、傷だらけでご近所を放浪し、ここで暮らすと自分で選んで決めました。ある日、山根さんのワインショップの入り口に座っており、目が合うと「猫いりませんか?」と言ったそうです。
末っ子のぼぅ君が仲間入りしたことで他の4匹は守るべき存在ができ、それぞれお兄ちゃんお姉ちゃんとして成長し、家族としての結束力が強くなったのだとお見受けしました。
さて、肝心の山根さんご夫妻のみんなで仲良く暮らす秘訣ですが、ずばり!「すべてを受け入れる」ことだそうです。
猫をお迎えした日からずっとこの受け入れ態勢を続けているので、絶対的な信頼関係と安心感が根っこに存在し、少々のことでは動じない子に育っているんですね。気持ちのムラもほとんどないでしょう。お迎え当初も大事ですが、これをずっと続けておられることが現在の平和で穏やかな生活と強い絆に至るのですね。
すべてを受け入れるというのは、「求めない」ことでもあると思います。人間側から要求をしない。個々が完全なので、求める必要はありませんね。ただただ個を受け入れるのみ。これこそ、愛そのものです。
「受け入れる」ことに含まれますが、この他にも、鳴いたらいつでもどこでも「なぁに?」「どうしたん?」などと必ず声に出して返事をする、新入りの子はみんなに紹介する(先住猫さんを新入りに紹介も)、人間のルールにはめない、ということもされているそうです。例えば猫が何か置いてある物を落としたとしても、
お宅の猫はすべて保護猫なので、猫によっては過去に怖い・悲しい・辛い思いをした子もいます。過去や記憶を消し去ることはできませんが、その記憶は人間の愛情によって限りなくゼロに近づきます。
「特別なことは何もしていませんよ」という山根さんですが、ちょっとしたことでも声に出して猫たちに伝え、目が合うと必ず優しい眼差しで微笑んだり話しかけておられます。まさに人間に接するのとまったく同じように。5匹とご夫妻の様子を観ていると、猫たちから「なぜ?」が出ない生活をされていると感じました。
例えば、今は一緒にいたいのになんで側にいてくれないの? なんでおひざに乗ったのに降ろされたんだろう? なんでお返事してくれないの? なんで何にも言わないであっち行くの?
今までも今も丁寧にお話しをされているのがよく分かります。これが山根ご夫妻の日常で、当たり前のことなのですね。
人と猫が住んでいるというよりは、
そして何より、ご夫婦がとても仲良し! 人間同士の関係性は必ず動物に影響します。
以前、奥さまが遠方から5匹と写真を通してコミュニケーションしたところ、「どうしたん? なんで今、お話しするん? そんなところで何してるん? 早く帰って来てよ」と言われたそう(笑)
お互いのすべてを知っていて、常日頃から伝え合っているので改まって気持ちを聞くことが逆に5匹にとって不自然だったようです。
さて、奥さまのあきさん。実は、今年の6月に私のアニマルコミュニケーション講座を受講していただき、それ以降アニマルコミュニケーターとしても活動されています。現在はワインショップや整体院のお客様、友人・知人からのご依頼を受けておられるそうですよ。
動物たちと人間の架け橋としてのご活躍をお祈りしています。
最後に5ニャン並んだ写真をパチリ。
ワイン&ヒーリングライフAmane(アマネ)
http://amane-wine.com/
アマネ整体院
http://amane-seitai.com/
山根さんのお宅の様子♪とっても素敵な感じ♪実は我が家も山根さんのお宅に似ている気がします^ ^16才の子を筆頭に2才まで6ニャンいます!皆んな、赤ちゃんの時から保護しているので小さかった時を見ているからか、下の子に優しいです^_^ちゃんと猫家族になってます。ずっとこのまま家族でいたいですね!山根さんの様子を見て、嬉しくなっちゃいました。大変ですけど頑張ります♪
by りんりん 2015-12-04 21:06
山根さんご夫妻のお気持ちも、猫さんたちの気持ちも・・・とてもよくわかります。『ありのままを受け入れること』、『信じること』、『尊重すること』・・・ 最初の時から、時を経ても、そしてどんな時も 変わらぬ態度で接し、愛すること。それは、どんな間柄(人と人、動物と人、自然と人など・・・)でも、とても大切なことであり、『愛そのもの』ですものね。 穏やかで静かな安らぎ(深い信頼感)が、猫さんたちの瞳からも胸深く伝わって来ます。 素敵なお話をありがとうございます。
by あき 2015-12-05 03:52
>りんりん様
りんりんさんのお宅もすてきな猫家族なんですね^_^
仲良しのみんなを見守り、見守られ。幸せなことだと思います。
by 岩津 2015-12-11 12:45
>あき様
愛が根底にあるからこそ、穏やかさや安らぎが生まれるのでしょうね。
読んで頂きありがとうございます(=^・^=)
by 岩津 2015-12-11 12:49
ぼぅ君との出会いを拝見して、うちの子との出会いを思い出しました。
当時まだアニマルコミュニケーションの存在を知らなかった私が
戯れに「きみ可愛いね。ウチの子にならない?」と声をかけた相手が我が家の愛猫です。
「うん、いいよ」と元気に返事をされて驚いたのを覚えています。
それに比べてぼぅ君はなんて謙虚なんでしょう(笑)幸せにね。
by ひまにゅ 2015-12-17 21:10
>ひまにゅ様
微笑ましい出会いですね!
by 岩津 2015-12-19 15:04