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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

さくらねこブログ

2015年12月17日

壁一枚

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保護猫サロンの中ではフトシさんが脱力しています。

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ケージの上の避難所(?)も、ここはここでまったりとした時間が流れます。

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このゆったりとした表情と猫だんご。安心できる空間だということが色々とわかりますね。

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一方、こちらは保護猫サロンから壁一枚隔てた世界。お外です。
去勢をしようにもなかなか捕まらない猫さん。頭が良いそうで、捕獲器の近くで寝ていたり・・・。
長期戦を見越しつつ冬用に暖かプレハブが設置されます。捕獲にあたり、まずはここにいついてもらうようにと計画されます。

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しかし、一ヵ月もしないうちに、こちらの猫さんはさくらねこになることがないまま向かいの道で車に轢かれて亡くなってしまったそうです・・・。

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外の世界を生き抜いてきた凛々しい表情をしていますが、消えてしまうときは一瞬で・・・それがたくさんの外猫さんの宿命で・・・別れもそんなもんなのかなって思っています。
だけど、壁の中と外であまりに違う境遇は切なくなります。

安全な場所で安心して生きていける猫さんがもっと増えていくことを願わずには居られません。

そして、サロンの外で賢く力強く生きていたキジ白さん!壁の外を見て会えることはもう無いけど・・・あなたのことは忘れませんよ。男前ですb


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さくらねこブログライター紹介

ねこせんせい

猫サポーター見習い。猫に産まれて来る予定が人間に産まれてきたため、今は猫さんたちに生かされています。地域猫活動の認知が広まって、不幸な猫さんが減りますように!そして、次こそ猫に産まれますように。

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みにゃさまのコメント

キジ白さん!男前ですよ!お外でたくましく生きている子の顔ですね。私も忘れませんから。
もう会えないのは寂しいけど次に生まれてくるときには暖かいおうちで優しい家族と暮らしていますように…。
うちの猫も庭に住み着いたノラでした。大人の猫でこんな顔していました。今は優しい顔になりましたが。
縁あってうちの猫になりましたが、最近また庭で違う猫を見かけます。タイミングが違えばその子が家族になっていたかもしれないんだと思うと複雑な気持ちになります。急に寒くなったのでその猫が気になっています。 今日のお話は涙が止まりませんでした。

by さりゅ 2015-12-17 15:31

家の子はへその緒ついたまま見つけた子でした。七歳で甘えたで御飯が入ってなければお皿の前で鳴かずにじっと待ってるような子でお顔がきじ白さんのようにたくましいお顔してません。人間が育てた子だからでしょうね。お外であのまま育ってたらきじ白さんのようになってたのかなと思いつつどうなってたんだろうと考えます。たった一枚の壁の内と外というだけでけなげに生きてる子達の取り巻く環境のちがいに心が痛いです。多くの子が壁の内に入るよう願うのと壁の外に生きる子がなくなるようになってほしいです。

by ひとみ 2015-12-17 17:07

きじしろさん、残念です。最後まで誇り高い、野良さんでしたね。我が家の通い猫(サザエさん)、最近はずいぶんと寄って来るようになりました。出会った頃は、ぼろ雑巾のようで、見たこともないような大きなダニをピアスのようにつけていました。今はその時とは別猫のように綺麗になりました。毎日、これからもずっとそばにいてね。と話しかけています。亡き(そら)の分も幸せにします。全力で守ります。

by ふみちゃん 2015-12-17 18:15

いつも外猫さんにゴハンをあげたり触れ合ったりするたびに、この子とこれっきりになったらどうしよう…と思いながら別れます。わるいやつに遭ったり乱暴な車に遭わないでくれと、願いながら眠りにつきます。ドイツのティアハイムのような施設ができてくれたらどんなにいいだろう。そして動物を軽んじないでくれる人が増えてくれないものか、そんなことを考えて日々を過ごしています。

by るんたた 2015-12-17 19:07

キジ白さんの写真を見て、実家にもう何年も通っている野良猫ビリーに目つきが似ているなと思いました。外猫は逞しいと思って読み進んだら…なんとも切ない気持ちになりました。ビリーは今年の秋口、1週間近く姿を見せないことがあり、母から来るメールは毎日、ビリーを心配する言葉で締めくくられていました。そして再びのそーっと姿を見せた時、母は「自分でもおかしいと思うくらい涙がボロボロこぼれた」そうです。このキジ白さんにもきっとそんな人がいたのではないでしょうか。次の猫生では素敵な人間の家族のもとに生まれますように。

by ゆーこ 2015-12-18 07:42

警戒心の強い子は生きてきた経験から性格を形成していきます。
小さいとき辛い想いをしたり人間に裏切られたり、虐待を受けたりと様々な理由の元、用心深くなっていった子達なのだと思います。
可愛がられて幸せな子、外で過酷な状況で生きなければならない子本当に同じく生まれてその差は何なんだろうと胸がつまります。
少しでも手助けになれるよう自分も働きかけて行かなければと感じさせられます。

by トリトン 2015-12-18 12:14

> さりゅさま
もともと外で暮らしていた猫さんは最初張りつめた表情をしていても、そこが安全な場所なんだとわかると少しずつ緩んできますよね。
フトシさんもそんな感じでした。
誰が家猫になれて、誰が外猫のままなのか・・・それこそ縁なのでしょうけど、一匹でも多くにご縁があるといいですね。

by ねこせんせい 2015-12-19 15:19

> ひとみさま
運よく見つけられたので命がつながったのですね。ありがとうございます。
外で暮らす猫さんは最低限の警戒心と緊張感をもっていないと生き延びられないので、ああいう表情の猫さんは多いのかなと思います。
捨て猫が減らない限りなかなか難しいですが、過酷な環境で暮らさなければならない猫さんは減っていってほしいですね。

by ねこせんせい 2015-12-19 15:25

> ふみちゃんさま
「捕獲器?無駄無駄、入らないから!」みたいな感じだったのでしょうね、キジ白さん。
ダニピアスにちょっと笑ってしまいました。笑
お世話をしてくれる人が居ると、だんだんきれいになって心も許してくれるんでしょうね。
一緒にいる時間が猫さんにとっても至福の時なのだと思います。
これからもよろしくおねがいしますb

by ねこせんせい 2015-12-19 15:30

> るんたたさま
ですね。外の猫さん、また会えることが当たり前のようで当たり前ではないって時々思い知ります。
日本も保護猫カフェが増えているなど良い傾向もあるので、もっと加速していってほしいです!

by ねこせんせい 2015-12-19 15:39

> ゆーこさま
わかります!いなくなったと思ってた猫さんが戻ってきたときは力が抜けて崩れ落ちてしまいますよ。
いることが当たり前だと思いがちですけど、本当はそうではないんですよね・・・。
キジ白さん、次こそはまったり安心して長きできる場所で暮らしてほしいです。

by ねこせんせい 2015-12-19 15:45

> トリトンさま
そういった用心深かった子が保護されて、徐々に警戒を解いていってくれている時はよかったなあと心から思います。
一方で、やはり外で生き続けていくしかない猫さんもたくさんいらっしゃるわけで、境遇の差を考えると胸が詰まりますね。
そういったことを少しでも改善できるように、自分もやれることをやっていきたいと思います。

by ねこせんせい 2015-12-19 15:51