みにゃさまこんにちは。
今回猫部のみにゃさまにご紹介する本は、NPO法人東京キャットガーディアン代表の山本葉子さんと、不動産研究の第一人者である松村徹さんの共著『猫を助ける仕事 保護猫カフェ、猫付きシェアハウス』です。
(NPO法人東京キャットガーディアンは、フェリシモのわんにゃん支援関連基金の支援先のひとつです。)
著者の山本葉子さんは、年間十数万頭という犬猫の殺処分の現状に対して、「足りないのは愛情ではなくシステム」と考え、「保護猫カフェ」という民間の保護団体から希望者が保護猫を譲りうける新しい仕組みを運営されています。
訪問すればいつでも猫がいる「猫カフェ」のような施設であることがポイントで、これまで4,500頭以上の譲渡実績を上げられたそうです!
また、同様のコンセプトから、「猫付きシェアハウス」「猫付きマンション」などの新しい仕組みも実現してこられました。
本書では、山本葉子さんがこれまでに経験された忘れられない猫レスキューのエピソードや、保護猫カフェ(正確には、保護猫カフェ型シェルター)の誕生秘話などが詳しく書かれています。
また、「猫と暮らす住まいの理想と現実」として、不動産研究の視点から猫と暮らす家について様々な考察がなされます。「猫付きシェアハウス」や「猫付きマンション」など保護猫付き住宅のことについても、詳しく知ることができます。
猫の愛護活動に興味がある方はもちろん、猫と暮らせることを付加価値にしたい不動産オーナーさんにとっても役立つ内容でした。
フェリシモ猫部が目標にしている「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会」の実現のために、とても参考になる一冊です。
ぜひお手に取ってみてください。
猫を助ける仕事 保護猫カフェ、猫付きシェアハウス (光文社新書)
山本 葉子 (著), 松村 徹 (著)
2015年11月17日発売
定価(本体780円+税)
今回はこちらの本を、8名さまにプレゼントいたします。
※応募期限:2016年1月17日(日)
※当選者の発表はプレゼント発送をもってかえさせていただきます。