岩津さんに聞く!
2016年01月22日
みにゃさま、こんにちは。
今日は、今回は先日ブログで募集したアニマルコミュニケーションにご応募くださったHさまのご相談です。ご相談内容は以下です。
うちの猫、ゴウ君(7歳・オス)は水に対する執着がものすごくて、台所や洗面所、お風呂場の蛇口に向かってほえるように鳴きます。半年前の血液検査で腎臓の数値が悪いことが発覚し、今は2週間に一度の点滴と療法食で数値は安定しています。
水への執着はおそらく腎臓のせいだと思うので、いろんなところに水を用意し、いつでも新鮮な水が飲めるようにしてあるのですが、どれも気に入らないようで、毎日何回も蛇口のところで ほえるように大声で鳴きます。でも、蛇口から水を出してあげても飲まないのです。知らんぷりで別の場所へ行って、また鳴き始めます。 毎日、何回もそれを繰り返します。何を訴えているのかわからず、どうにかしてやりたくてもできません。ゴウが私に何をして欲しがっているのか教えてください。
お部屋に入ると、差し込む太陽の光に体を当てたゴウ君が気持ち良さそうにお昼寝しています。
ゴウ君は生後間もないころ、母猫に公園に置き去りにされた3匹のうちの1匹です。待てども待てども母猫は帰ってこず、衰弱していくので放っておけずHさんは3匹を保護しました。そのころHさんのお宅には2匹の先住猫(現在15歳)もいましたが、2匹は親のように面倒を見てくれたそうです。
ゴウ君は幼少のころわずらったヘルペスが原因で3歳になるころには両耳がほとんど聞こえなくなりました。「大きな声で鳴くのはそのせいかもしれません」とHさんはおっしゃいます。
今から半年前、ひどい歯肉炎による抜歯の時の血液検査で腎臓が悪いことが判明しましたが、月に2回の点滴と療養食で今のところ落ち着いているそうです。
お昼寝をしていたゴウ君が突然目覚め、Hさんの言われるパトロール(同じ場所を確認するかのように歩き回り、水場で吠えるように鳴く)が始まりました。
洗面所で鳴き始めたので後を追うと、Hさんを向いて訴えるように鳴いています。
「ゴウ君どうしたの? お水が欲しいの?」と聞くと、突然吐き気と胸焼けがしました。
これは私に起こったことですが、コミュニケーション中に追体験をすることもあるので、ゴウ君の症状を体験しているのだと分かりました。
「ゴウ君もしかして気持ち悪いの?」と尋ねると、顔をしかめ吐き気を催しながらうなずきました。そして繰り返しやってくる吐き気と吐き気の合間にペット用の水循環器のお水を飲んでいます。
「お水を飲むと吐き気がましになるような気がするの」とゴウ君の声が聞こえます。今まで吠えるように鳴いていたのは、「気持ち悪いよ。助けてよ。」とHさんに訴えていたのですね。
パトロールは吐き気が襲ってきた時に始まっています。吐き気をなんとか治めたいのですが、どう対処したらいいのか分からず、じっとしていることが辛くて歩き回っているようです。
以上をHさんにお伝えすると、「他の子は何を考えているのか見当が付くんですが、ゴウだけは幼いころからつかみどころがない性格で変わった子だと思っていたので、ぐるぐると同じ場所を歩き回るパトロールという行動もそういう性格だからあまり重要視しませんでした。」とゴウ君に何度も謝っておられました。
キッチンにもペット用の水循環器があるのですが、それは飲まないゴウ君。お水に触れてみると、キッチンのよりも洗面所の方が水温が低いのがわかります。
「より冷たい方がすっきりして吐き気が治まるような気がする」とゴウ君は言います。
そしてほとんど聞こえない耳ですが、右耳は少しは聞こえるようです。金属音のような高い音はとりわけよく聞こえます。そして耳が聞こえにくい分、周りの気持ちには敏感です。目を合わせずとも話しかけると必ずお返事をしてくれます。言葉には気持ちが乗っているので、ゴウ君の心には届くのです。「言霊」という言葉がまさにこれですね。
吐き気が治まって気持ちも体も楽になって穏やかな毎日が過ごせるといいね、ゴウ君。
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