フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:宮城県遠田郡
2015年5月よりの活動報告をいたします。
相変わらず保健所には捨てられたと思われる犬猫が次々と運ばれています。
そんな中、側溝にはまり、泥だらけで、保健所に保護された小型犬が居ました。この子は、かなりの老犬と思われましたし、お尻が、異様に腫れていました。様子を見ていると、ふんばってもふんばっても便が出ないため緊急を要すると思い、動物病院で受診すると、会陰ヘルニアと言って、肛門の筋肉がなくなって、便を出せなくなる病気でした。
お医者さんに、肛門から手を入れて摘便をしていただき、早めに手術をする以外、助かる道はないと言われました。
そして、人工肛門を付ける大手術を行いました。その結果、無事に手術は成功し、後には、優しい里親さんが見つかりました。
その里親さんに抱っこされているハート模様が入っている画像がラヴィ君です。
次は、猫のエピソードです。
ネットカフェに餌をねだりに来ていた白黒の大人猫がいて、メンバーさんが可哀想に思って、保護し、里親を探す事にしました。
おはぎちゃんと名付けました。
おはぎちゃんは、異様なくらいお腹が膨れていたので、身籠もっているのではという心配をもとに、動物病院へ行ったところ、いくら検査してもお腹には胎児が見あたらず、でも、獣医さんは、このお腹の腫れは、妊娠以外考えられないし、異常だと言っていました。
寄生虫がいるかも知れないと言うことで、駆虫薬注射してもらったところ、たくさんの寄生虫が、出てきて、妊婦のようにお腹が膨れていたのは、マンソン瓜実条虫が沢山つまっていたのでした。
お腹が空きすぎて食べるものが無かったので、蛙やモグラを食べていると、マンソン瓜実条虫に感染しますので、蛙などを食べて飢えを凌いで居たのでしょう。
画像にいる白黒の猫がおはぎちゃんです。
とても優しい里親さんに受け入れてもらいました。
それから、シーズーのサラちゃんは、スーパーに置き去りにされて、放浪の末保健所に保護されました。
年齢的なこともあり、欲しい人が見つからずバトンタッチで引き取りました。
脇の下に大きな腫瘍が見つかり断脚しないと再発すると言われて断脚は、諦めました。
そんなサラちゃんを丸ごと受け入れて看取り覚悟で、里親になってくださる方が現れました。
こうして皆様のおかげで、月に2回ほどの里親探しのイベントを開催して
保健所の不幸な子たちを救う事が出来、心から感謝しています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも、御支援ありがとうございます。
皆様のお陰で、明日にもない不幸な命を救う事が出来ます。十分な医療に掛けることも出来ます。
これからも、保健所に遺棄されたり、抑留されてしまった子たちを、一匹でも多く救って行きたいと思っていますので、どうか、御支援のほう、よろしくお願いいたします。
宮城県では、私達バトンタッチだけが、保健所の犬猫を救っています。
これからも頑張って活動して行きますので、応援よろしくお願いいたします。
「宮城県犬猫里親探しの会 バトンタッチ」
http://batontouch.chu.jp/