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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年04月13日

「人と犬猫との共生を考える ハッピーテール」さまの活動レポート(2015-16前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:主に長野県南部

★餌やり野良猫の相談
ハッピーテール代表のところへは毎日何件もの猫についての相談が寄せられています。
そしてその多くが野良ネコが可哀想でエサをあげていたら赤ちゃんを生んでしまった。
そのままにしていたらドンドン増えてしまった。
「避妊手術をするにしてもお金が無くてできない。どうしたらいいでしょう。」
というものがとても多いです。

相談を受け数ヶ月前に伺ったお家も高齢のお母さんと娘さんの二人暮らしで
外に数匹の猫がうろついていました。
小柄な猫が多くいましたが人馴れさせて譲渡させるほどは馴れてはいません。
猫達はこの家が一番安心できる家と思っているのです。
そこで私達はここにいる猫全てに避妊去勢手術をしてこれ以上増やさないようにと提案しました。
しかし全頭の手術代は高額で、この親子が支払える金額ではありませんでした。
でも何とかしてあげたい。放置することはできません。
そこで保健所から出ている助成金と募金からのハッピーテールの助成金を使い
その親子が少し無理をすれば支払える金額で無事全員の猫の手術を行う事が出来ました。

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捕獲した猫

その後、涙を流して喜んでくれたお母さんから先日再びどこからか猫がきたと連絡をくれました。
連絡をくれるという事は猫の避妊去勢手術の重要性を理解し、放置してはいけないと思ってくれたという事です。
小さな一歩ですが、私達はひとりでも多くの方に不幸な猫を減らす活動に関わっていただきたいと考えております。

★幸せになった二三ちゃん
二三ちゃん(仮名)は小さなキジトラの女の子です。
ひとりの男性が餌やりしていた中の一匹でした。
ご近所の苦情を受け、男性の奥さんが容易に捕まる子から順に保健所へ連れて来たのです。
二三ちゃんはとても人馴れをしていたので、もう一匹の猫と一緒にすぐに持ち込まれました。
今まで信用していた人間に捨てられた、その時の二三ちゃんの気持ちを思うと悔しくて涙が出そうな位ですが保健所での二三ちゃんは職員さんの膝の上でゴロゴロと幸せそうに甘えていたそうです。
こんな人なつこい子を処分しなくてはいけないのですから職員さんの心も辛かったと思います。

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保健所での二三ちゃん

保健所へ収容され期限が迫る中、スタッフが二三ちゃん達を助けてほしいと里親さんを呼びかけましたが申し出て下さる方はおらず、期限を迎えた二三ちゃんはハッピーテールで引き取り里親募集をすることに。

預りボランティアが早速病院で行った一通りの検査結果では鼻水目ヤニ口内炎ありでカリシウイルス感染症を発症しており、そのためインターフェロンとしばらくの間、抗生剤の投薬となりました。
他にも耳ダニがびっしりと巣くってました。
治療を続けそのほとんどを完治させましたが口内炎だけは難治性のためこれからも付き合っていくしかありません。

里親さんを募集するに当たって口内炎というのはマイナスイメージでしたが
二三ちゃんの人を信じ続けるいじらしさで、ほどなくして二三ちゃんの里親さんが決まったのです。
その方は二三ちゃんにピッタリの穏やかな方で預かりボランティアは嬉し涙のお届けとなりました。
二三ちゃんは「たまみちゃん」という可愛い名前を貰い当たらし飼い主さんにとても可愛がられています。
ボランティアに送られてくるメールには幸せそうな「たまみちゃん」の様子が綴られています。
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おすましたまみちゃん

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お布団乗っ取られちゃいました

毛艶もよく生き生きした表情で、愛情たっぷりに毎日暮らしている様子が伝わってきます。
保護した犬猫たちが可愛がられて幸せになる事が私達の喜びです。

幸せな家庭に迎え入れてもらう為に保護した猫たちの検査や健康管理などには
多額の医療費がかかります。
そして毎日のフード、猫砂などにも飼育費用が必要です。
猫たちの幸せの為にどうしても欠かせない活動資金。
皆様より頂いたあたたかいご支援金があってこそ今後も続けられる活動です。
本当にありがとうございます。

★今後の展望
不幸な命を1匹でも減らすため、応援して下さる皆様から頂いたご支援金を活用して野良猫の避妊去勢手術相談者の支援をさせていただいたり、保護犬猫のフード代や医療費に使わせていただいております。
また、引き続き行政との協働をはかりながらできる範囲で行き場のない猫を保護し新しい飼い主へのご縁を繋ぎたいと思います。

<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもあたたかい御支援本当にありがとうございます。
私どもは小さな会でございますが、皆さまからの御支援は大きな励まし支えになっております。
できる範囲ではありますが今後も行政との協働をはかりながら地域の犬猫、また、関わる人のサポートにあたりたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。


「人と犬猫との共生を考える ハッピーテール」
http://happytaillove.web.fc2.com/
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