フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:茨城県内(今回は特に常総市)・福島(主として楢葉)
常総市S地区は里山の中に畜産施設が点在している緑豊かな場所です。今年、ここで推定数十頭と考えられる野犬問題が顕在化しました。
殺処分止む無しとする当局に対して、野良犬の安易な殺処分ではなく野良犬の捕獲&譲渡の良い前例としたいという願いのもと、当会は県議、市議への陳情を通じて、常総市長や県議、市議、地区長、市担当者、県職員、動物愛護団体を一堂に集めた対策会議を開くことにこぎつけました。これにより、県と市の担当職員と当会で作ったワーキングチームを設けて保護・譲渡活動を実施することになりました。野良犬・猫殺処分数が全国1位の茨城県において、これは画期的なことでした。犬は猫と違って、散歩が必要ですし、人馴れしていない場合は危険でもあります。ボランティアだけの当会で果たしてやれるのか?-という危惧もあり、当会の中でも意見が割れる中での船出でした。それでも、地域の偏見やお役所仕事的非協力を乗り切り、なんとか野犬のシェルター(一時保護場所)を常総に新しく設置できました。
牛舎を改造した手作りです。常総犬は、どこかでハスキーの血でも入っているのか、オッドアイ(左右の目の色が違う)のものが多く、幸いなことに、人馴れはしていなくても凶暴ではないとわかりました。人馴れしていない成犬の野良犬を扱うのは初めてでしたが、それらの経験の中で最も劇的なのは、最初の散歩です。野犬は何もせずに犬舎で給餌だけしていると永遠に馴れません。どこかで無理やり散歩に出す必要があります。文字通り、嫌がる犬を無理やり引っ張り出します。
散歩が楽しいことが分かると、犬たちは散歩を待つ、つまり人が来るのを待つようになり、年齢にもよりますが、急速に人馴れしてきます。これらのことは、教わった訳ではなく、現場の試行錯誤と経験で学びました。野犬の多いS地区では子犬工場と呼べるほど子犬も多く生まれます。完全な捕獲が急務です。現在のところ、保護した成犬18頭、子犬は31匹にもなります。子犬の大半は譲渡されましたが、成犬の多くはまだシェルターで馴らし中です。
9月10日、鬼怒川の堤防が決壊し、常総を未曾有の水害が襲いました。この時、ペットたちには、東日本大震災で起こった不条理な出来事をなぞるかのように非情な扱いを受けました。洪水の中、救出にきたボートにペットは乗せてもらえず、家に置き去りにされ、避難所では、ペットはご遠慮頂いておりますとの方針が災害対策本部から出されたため、ペットは一切入れませんでした。ある一家の場合、おじいちゃんお婆ちゃんは、ヘリコプターで救出されましたが、お父さんは、老犬のシーズーがいたため避難はできずに水没した家にシーズーと残られました。そして、犬を抱いて水のなかを歩き、自衛官に助けられながら、自力で石下の橋までたどり着かれ、石下総合体育館に避難されました。しかし、入り口で、避難所は動物不可と言われました。人間のための避難場所だから、犬は入れられない、と。小型犬は屋内で暮らすものです。寒さにも弱い。しかし、建物には入れないよう指示され、下駄箱の裏にいるよう言われ、お父さんはシーズーと毛布にくるまっておられました。風の冷たい下駄箱あたりにうずくまるお父さんに、被災者の方は、あたたかな声をかけられていました。おれがいってやるよ、なかに入れるように頼んでやるからな、だって犬も家族だもんな。保健婦さんが、体育館の2階に場所を確保下さり、ここならだれにも迷惑かからないから、大丈夫だと、犬を連れていってくれた。そうしたらやがては受付の職員の知るところとなり、外に出せ、と。出されたその晩に、犬は亡くなりました。体育館の脇で。
洪水で多くの犬猫が溺死しましたが、自力で逃げた犬猫も多かったようです。洪水が引いた後は、たくさんの放浪犬が保護されました。
ある日系ブラジル人の青年は、もと自衛隊で、訓練を受けていたから、灯油ポリタンクをロープで縛り、パレットをのせてボートを作り、相野谷の自宅に戻りました。消防や警察に止められるのを振り切って、水没した家に戻り、残した犬を助け出したそうです。そのとき、町内に繋がれたまま溺れていた犬を、首輪をはずすことによってかなり助けたそうです。このような状況の中で、われわれは避難所や現地を毎日回り、犬猫の一時預かりや放浪犬・猫の保護、人の住めない住居に残っている犬のケアを実施しました。
保護や預かった犬は18頭、猫14頭、ハムスター1匹です。
常総の水害は大変不幸な出来事でしたが、1点我々にとっては良いことがありました。常総の名前が全国的に流れ、常総犬の預かり申し出が、関西や青森からあったのです。青森には飛行機で常総犬を送りました。
常総の草深い野に居たノラが、飛行機に乗ることになるとは...犬はもとより、われわれも思いもしませんでした。飛行機に乗るのを見送りながら、頑張れば、助けてくれる人も現れる。まだまだ大変だけど、なんとかなるかも。そういった思いを持ちました。最後に、保護した子犬と子猫の写真をご覧にいれます。
子犬・子猫が、何も知らず、ただ生きる喜びだけを抱いているのを見ると、それが何か大切なもののような気がして、この活動を続けていく励みになります。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも多くのご支援有難うございます。このような活動を継続できるのも皆様のご支援のおかげです。会員一同、心よりお礼申し上げます。おかげさまでこの度も多くの犬猫の命を救うことができました。ここ茨城県は、犬猫殺処分全国1、2位を争う場所でございまして、われわれのような活動は、理解の無い扱いをうけることも度々です。そのような時も、多くの方から支援を受けているということが、大きな支えと勇気の源になっています。今後も、小さな命、弱い者を助け、それを大切にしていく心を社会に広めていく所存でございます。有難うございました。
「NPO法人 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN)」
http://www.capinew.jp/
猫メス猫ですあかとらでまいご
by なし 2020-11-11 13:44
迷子値で赤とら引きとりおねがいします
by なまえなし 2020-11-11 13:48
迷子値で赤とら引きとりおねがいします
子ねです
by なまえなし 2020-11-11 13:53
困ってますなのでとりきてください
by 名無し 2020-11-11 14:01
迷子の猫でとてもじゃないけど変えません。過去に4年前に便秘で治療ばかりで、生活が非常に苦しかった ため、精神的に疲れ果てました。、元は母が相談なしに自己中心てきで買ってしまった。ため、自分はもう反対、宜しくお願い致します。。
by 篠内 2020-11-11 14:08
茨城県つくば市
by わかめ 2020-11-11 14:44