[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

臆病で怒りん坊のはんぞう。怒ったときは飼い主の足を噛むこともしばしば。ストレスは貯めずに発散！？もの言う猫は長生きなの！？

待ちに待った猫ライフ

今回の主役、黒猫「はんぞう」（18歳・男の子）は鈴木家2番目の猫。初めての猫「ネル」（享年18歳）を家に迎えた、およそ1年後にやってきました。それまで鈴木ご夫妻は共働きに子育てもあり、「猫を飼いたいけど飼えないなぁ」と諦めていたそうです。特に、奥さまの洋子さんは猫を飼いたいという思いを心の奥底にしまいこんでおられました。
しかし、人間の我慢には限界があるようで（笑）、ある日、娘さんが動物病院で里親募集している子猫をうちで飼いたい！と言い出すと、家族は満場一致で受け入れ体制を整えたのでした。念願の猫ライフを手に入れた鈴木家、溢れ出した思いは2匹目のはんぞうへと続きます。


浸かってる浸かってる！鈴がポチャってますよ！


甲状腺機能亢進症の影響もあり、水はよく飲みます。

はんぞうは野良猫が産んだ子猫で、娘さんの友人が保護して困っているところを譲り受けました。ちょうどネルの相棒にもう1匹と考えていた頃で、タイミングもぴったり！2匹は隔離生活、慣らし・顔見せ期間を経てとても仲良しになりました。めでたしめでたし。まだつづきますが。


はんぞうと和夫さん。
ご主人は過去にはんぞうに引っ掻かれて「猫ひっかき病」にかかったことも！

病気とごはんのこと

18歳ともなると病気と上手くつきあっていくのは自然にあること。はんぞうも腎臓機能が弱く、甲状腺機能亢進症という病を抱えています。毎週1回の点滴は欠かせませんし、朝晩と腎臓の薬を処方されています。


嫌なことは嫌！とハッキリもの言うはんぞうですが、点滴時は意外とおとなしい。

食事は主にドライフードを与えていました。しかし、シニア期に入ってからは柔らかいものが良いだろうとウエットフードに移行、そしてネルが虹の橋を渡ってからはドスンと食欲が落ち、ペースト状の食事しか喉を通らないように。甲状腺の病も関係していているのでしょう最盛期6kgあった体重も3kgを割るまでになりました。しかしこの日の体重測定は3.6kg！獣医さんも驚く回復ぶりで固めのドライフードを食べるまでになったという理由とはいったいなに？！


小窓はお父さんのDIYで。


小窓からにょろーん。

第3の刺客こてつの存在

一時は3kgを切るまでになったはんぞうの体重が持ち直したのは、3番目の猫「こてつ」の存在があったようです。ネルが虹の橋を渡り、1匹になったはんぞうはとても寂しそうだったといいます。また1歳違いのはんぞうもやがて......、と考えた鈴木ご夫妻は、新たに子猫を迎え入れることにしました。これが意外や意外！功を奏し、それまで寝てばかりだったはんぞうは動き回り（動かされるともいう）、食欲も若いものに負けじと（横取りされるのを懸念して？）食べるようになったのです！！


新入りの「こてつ」は7ヶ月の男の子。はんぞうの通う動物病院から譲り受けました。

すべてはタイミング。猫を飼いたかった雰囲気に満ち満ちてからネルがやってきて、その相棒にタイミングよくはんぞうが、ネル亡きあとにこてつがと。全てが一連の流れのようで、上手く言えませんが、はんぞうがご長寿なのもわかるような気がしました。
人間も猫も同じで、仲間や家族からの刺激が、暮らしにハリをもたらすのかもしれません。多頭飼い万歳ですね！


1階で過ごしていたのにこてつが来てから追いやられるように2階へ。


階段だって、


上り下りできるよー。格好いい！！


【取材協力】
こうご動物病院
東京都 多摩市落合3-14-1
http://www.kougo-ah.com

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