[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

飼い主さんの認知症が進んで入院された際におき去りになった猫さんを引き取ってお世話と里親探しをされている「おき去り猫支援チーム福岡」さまをご訪問しました。
今年からこのおうちに8匹の猫さんたちがくらしています。
人馴れしているさくら猫さんたちです。


大好きな猫草を食べられるのはいいですね！！
毎日どなたか当番の方がこの保護場所を訪れてお世話をされます。


里親さんが見つかるまでのプロジェクトということで、みんなを送り出したら解散されるそうです。
しかし、みなさん５～７歳の大人猫さんであるということと全頭が猫エイズキャリアということもあり里親探しは長期化が予想されています。


こちらのキジトラさんは福岡のフトシさんと呼びたいくらい立派ですね。
これまでいろいろあったようですが、みなさん人間大好きなので良いご縁が見つかるように願っています。


ちなみに、こちらは保護当時のおき去り場所です。
７年前に多頭飼い崩壊の連絡があり、2年をかけて全頭の避妊去勢手術が終わったそうです。
里親探しなどのかいもあり数は減っていたのですが、今度はおき去りにされたと連絡が入ったのです。


ゴミの山の中で懸命に生きる猫さん。
2匹は衰弱していて助かりませんでしたが、8匹は徐々に回復していきました。


そして、保護も完了し今のおうちにみんなで移動となりました。

一人暮らしをしているおうちで何かがあって取り残されてしまう動物たち。
高齢化が進む社会ではこういったことはもっと増えてくるはずですし、実際に助からなかった命もあります。
自分に何かがあった場合でも助けられる方法や、命に責任を持てそうになければ"飼わない"という選択をするなど色々と事前に考えておかないといけないなと改めて感じました。

そういえば、帰省した際に実家の近くにいた痩せ細った猫さんを保護しようとしたとき、うちの母親が出した条件が「自分が飼えなくなったらあなたが引き取って最後まで面倒見ること」だったことを思い出しました。